古典漫画紹介 星野之宣・ブルーシティ

ぬおおおおおおおっ！

アキバのブックオフ寄ったら、
文庫版コーナーにぃぃぃぃっ！

以前にも紹介した星野之宣センセの「ブルーシティ」をはっけーーーーーんっ！！

これは買うしかない！！
（ちなみに３５０円でした）

少年ジャンプで連載したのが１９７５年との事で、
実に３５年以上も前の作品です。

連載１回目で地上の人類４０億人が死滅するという、
今のジャンプでは絶対に描けないような、ハードでホラーな内容ですが、
これを劇画タッチで描くのだからたまったもんじゃありませんね。

・・・いや、ほぼ同時期の諸星大二郎センセの「暗黒神話」でも人類は死滅してるけど、
あれは５６億７千万年後の未来だしな・・・。

とりあえずネタばれしないようにギリギリの内容を書きますと、

地球の衛星軌道上にある宇宙ステーションに隕石群が衝突。
宇宙空間からの未知の病原体を船内に繁殖させたまま、
宇宙ステーションは地球に墜落。
そしてソレとほぼ同時に、
全世界の人間たちが、体中に気味の悪い斑点を浮かべながら悶え死ぬ・・。

そして人類は、
海底基地ブルーシティーに住む２万人の生き残りに未来を託し、
あらゆる地球上の上空で水爆を爆発させ、
オゾン層を破壊。
降り注ぐ殺人紫外線で、地表の全生命体をウィルスごと焼き尽くす計画を実行した・・・。

懸命に生き延びようとするブルーシティの住人たちの前に、
様々な障害が発生するが、
ようやく海上に浮かび上がることが叶った主人公の前に現れたのは、

いくつもの焼き尽くされた死体が放置されている米軍空母・・・。
ここで信じられない事件が発生する。
焼き尽くされたはずの死体が、
ゾンビのように起き上がり、ブルーシティの住人たちを襲い始めたのだ。
辛くも空母から脱出し、
海底のブルーシティに逃げ戻った主人公たちを更なる恐怖が待ち受ける。

襲われた者から、
別の生き物へと変貌していく仲間達・・・。
主人公の、死んだ筈の母親さえも、もう人間ではなくなって・・・。
そして人類滅亡の真の事実が明らかになる！！

やはり今、読むと粗さも目立ちますが、
名作ですぅ！