Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ベッドに忍び寄る恐怖

イントロダクション ・・・ ・・・ァド リィチャァド 誰だ・・・? わしの名前を呼ぶのは誰だ・・・。 わしは今、寝てるんだぞ・・・! ど、どうしたんだ? ・・・カラダが 動かない・・・? ・・・リィチャード・・・ ・・・リ チ ャ ー ド ・・・ 何だ・・・!?…

ついにネタぎれです

大変申し訳ありません、 再開まで気長にお待ち下さい!! ============================================ 再開しました! どーぞ引き続き次ページをクリックしてください。 =================…

マーゴのアルバイト5

「・・・ほしたら、メリーはん、 後の処理はこっちに任せてもろて、えーんですかいの?」 「うん、どぅ? 彼、健康体でしょ? 角膜に臓器に・・・各種保険・・・名義はもう変えてあるわ。 いい金額になるでしょぉ?」 「はー、それはもぅ・・・。 しかし、メ…

マーゴのアルバイト4

「もしもし! あたしあたし! あのね、実はね! 相手の人、○イブドアの株、大量に買ってたんだって! それでね・・・! 供託金が700万・・・え? な、なに? 払えないですって? じゃ、じゃぁあたしはどうなるの? ・・・知らないぃ? 何それ!? どぅゆ…

マーゴのアルバイト3

「もしもし! あたしあたし! ほんとにほんとにありがとね! じ・・・じつは、相手の人、アダルトサイトに登録料払いに行く所だったんだって! うん、それがこの事故で支払い期限過ぎちゃって、延滞金払わなきゃならなくなったんだって! えーっと・・・延滞…

マーゴのアルバイト2

「もしもし! あたしあたし! さっきはありがとう! 実はね、大変な事になったの! 相手の人、女の人なんだけど、妊娠してて・・・流産しちゃったの! どうしよぉ? さっき保険の人に聞いたら、治療費は降りるけど、 慰謝料が規定外の金額になるんだって! …

マーゴのアルバイト 1

「もしもし! あたしあたし! あなたの家に向かってる途中なんだけどぉ、 バイクぶつけちゃったのよぉ! うん、あたしは大丈夫なんだけどぉ、 相手の人がケガしちゃって、今、大変な事になってるの、そう、病院! それで悪いんだけど、治療費立て替えてくん…

Lady メリーと異教の騎士34

だが、その理屈なら、リジーは両親を殺しておきながら、 さらにその後も憎しみを抱き続けていたことになる。 ・・・有り得ない。 人形百合子はそのままハロルドに注文をつけた。 『ハロルド。』 「お?」 『悪いけど、リジーの犯行後の生活を調べてもらえな…

らくがき あざみと麻衣

またやっちゃいました。 しかもまだ、イメージ確定してないのに・・・。 えーと、 左が麻衣ちゃん(中二:リーリトもーど) メインが食人鬼あざみちゃん。 別に同一フレームじゃなくて、ただのラクガキなんで、構図とかは気にしてはいけません。 何でこの組…

Lady メリーと異教の騎士33

『だから、わからないと言ってるでしょう? そのリジー・ボーデンと関係があるかもわからないの。 それより、リジー・ボーデンについては何が分ったの? 私には、彼女がかつて父親と母親を斧で惨殺したと言う事だけしか知らないの・・・。』 「・・・はぁぁ…

Lady メリーと異教の騎士32

ハロルドは気を取り直して本題に入る。 「で、・・・用はなんだ?」 『車の方向が家と違うわね? どこに行くの?』 「まずは、メシだが・・・、今朝の依頼主が持ってきた案件がな、 こっちの方なんでな、ヒマつぶしに下調べをしとこうと思ってな。」 『依頼…

こらぁっ! エロサイト宣伝業者ぁっ!!

あー、ウチじゃ! 最恐の和製ゴスロリ少女・うりぃめりーや! 前々から言おう言おうおもーとったんじゃけどな? 自動巡回・・・それはええんよ。 別に害があるわけでもないし、 訪問者数もあがるしな? 問題はな・・・? 自動カキコミもできるんかぁ? 人が…

Lady メリーと異教の騎士31

年代もののコルベットは一路、依頼者モーリンの子供が通うという学校へと向かう。 まだ正式に依頼を受けたわけではないのだが、どうせヒマには違いない。 ・・・それに何だかイヤな予感もする。 ただの杞憂ならいいのだが・・・。 途中で昼飯でも食っちまお…

Lady メリーと異教の騎士30

ハロルドにとっては、料金の算出なんかどうでもいい。 学校やモーリン宅の所在地から交通費の概算、日当、 あと・・・プラスα・・・適当に、依頼者の経済状況を加味して丼勘定だ。 まぁ、そんなもんでいいだろう。 一応、業務としてパソコンのキーボードを叩…

Lady メリーと異教の騎士29

「・・・そうですねぇ? 親子で日常会話は?」 「ほんとにイエスとか、ノーとか・・・簡単な単語だけなんです、 詳しく聞いても・・・『ああ』とか、血走った目ですぐに、私たちに興味をなくして・・・。」 やっぱり薬物かなんかではないのか? 真剣に聞くハ…

Lady メリーと異教の騎士28

「ああ、や、やっぱり高いんですね・・・?」 ハロルドはモーリンの顔色をうかがう。 高くはないぞ、十分、安心お任せコースだ。 ・・・とはいっても、やはり低所得者には、探偵なんかに金を使う余裕は確かにあるまい。 「・・・いやいやいやぁ、ご安心を! …

Lady メリーと異教の騎士27

「あ・・・はい、あ、いえ、な、何もなければいいんです! ただ、もし、子供が既に犯罪を犯していたら、なんとか大事にならないうちに・・・それを!」 ようやく合点がいった。 なるほど、そういうことか。 取り返しのつかない事態になってたら、隠ぺい工作…

Lady メリーと異教の騎士26

通常の社交辞令の中からも、ハロルドは依頼者の観察を怠らない。 昨夜の電話では「非合法な内容の依頼」とほめのかしていたが、 今のところ、この中年女性からはそんな犯罪の匂いはうかがえない。 ・・・安物の香水と、少し垂れたグラマラスなバスト、 スー…

Lady メリーと異教の騎士25

ビーッ! 来訪者が来た。 昨日電話があった中年女性だろう。 ハロルドはインターフォンに応じる。 「はい、いらっしゃい?」 「あ、あのう、ミスター? 昨日お電話したモーリンという者ですが・・・。」 「お待ちしておりました、今お迎えします。」 いつも…

ゲストブック 4

いらっしゃいませ! ここはゲストブックです! 何でもかんでもお気軽に書き込みください。 宣伝コピペはアウトです。 この絵はGustave Dole・・・でいいのかな?

Lady メリーと異教の騎士24

一夜が明けた。 「ふわぁぁぁあ・・・。」 ハロルドは自分のオフィスに出勤していた。 昨日のゴタゴタは、まるで夢でも見てたかのような、信じられないものだったが、 まぁ、なんとかなるだろう。 生まれついての楽観主義者の彼は、 どんな事態が起きても、 …

Lady メリーと異教の騎士23

「おっしゃ! よろしく頼むぜ、 ・・・人形とパートナー組むのは初めてだが・・・ 仲良くやろうぜ!」 ハロルドはメリーに手を差し出した。 ハロルドの順応性の高さはどれほどのものだ? もう、すっかり事態を受け入れてしまっている。 勿論まだまだ謎は多く…

Lady メリーと異教の騎士22

「いや、・・・ズビッ ホントに悪かった。 じゃあ、さっそく調査を開始しよう。 時間がないとは言っていたが・・・、娘さんの身は今のところ安全なのか?」 「身体的には・・・。 ただ、いつまでもリジーの怨念の影響を受けたままでは、 精神そのものが、回復…

Lady メリーと異教の騎士21

元々、人形になったからと言って、これまでの百合子と大きく変わることはない。 それは、リーリトという特殊な遺伝子の元に生まれついた事にも依るが、 転生後の人格は、 人形メリーのボディに転生した時の精神状態が、強くその後の性格に反映されてしまうの…

チベットに平和と自由を!!

えー、 私はチベットには恩も義理もありません。 ですが、新疆ウィグル自治区の方には3食ほどお世話になってます。 なので、同様の苦しみを味わう方々を見過ごすわけにはいきません。 かといって、人間達が殺し合いを行なうのを(一方的だとは言え)、 冥府…

Lady メリーと異教の騎士20

「・・・そうだよな、家族だっているんだよな? 娘さんを救うために・・・。 旦那さんは・・・それで?」 「集中治療室に・・・一命は取り留めたけど、 まだ意識は戻らない・・・。 私には彼を救うことも出来ない・・・。」 ハロルドの方がつらそうな顔をし…

Lady メリーと異教の騎士19

タバコを吸いながら会話をしていたハロルドは、一度灰皿にタバコの火を押し付ける。 いつもよりペースが速そうだ。 「・・・アンタは何でその悪霊を狙うんだ?」 メリーはしばらくうつむいていた。 なにぶん、顔の表情が一切変わらないので、 ハロルドにはメ…

Lady メリーと異教の騎士18

「・・・で、アンタの狙いはその悪霊を消滅させる事・・・ってわけか? 悪霊をやっつけるなんてできるのか?」 「私も初めての試みよ・・・。 でも理屈ではできるはずだわ・・・。」 「どうやって?」 「まずは、その悪霊がどういう状態なのか把握してからで…

Lady メリーと異教の騎士17

ズビッ。 「そんで・・・殺人鬼を追うのはわかった。 だが、その大元はなんなんだ? 人間じゃないとかなんとか言ってなかったか?」 メリーは人間の女性がそう振舞うように、 ソファに座って、その細く美しい足を組んでいる。 人形とは言え、その関節はまさし…

Lady メリーと異教の騎士16

ここは日本・・・。 ある都内の特別施設を備えた病院・・・。 「・・・それで、どうなんだ、その患者は? 中学二年生だって?」 「今は病室で大人しくしてます。 ・・・念のため拘束衣はつけてますが、精神状態は安定しているようです。」 「病室は・・・こ…