2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
タケルのパワーと反射神経なら、 ヘファイストスの槍を押さえつけることも可能だろう、 その気になれば素手で槍の柄を掴んで、 ヘファイストスの攻撃を封じ込めることも難しくない筈だ。 だが、カラダを止めた瞬間、 ヘファイストスの炎の餌食となる。 仮に…
「ああっ!?」 驚愕の叫びをあげたのはマリアたち、 ヘファイストスとタケルが交錯した時、槍をかわすのには成功したものの、 戦車の突進までは避けられなかったのだ。 車体の一部に足をぶつけたのか、 あまりの激痛にヨロヨロと膝を抱えて、その場から逃れ…
もしもし? 私メリーさん、 自由な時間などないというのに、 今日は帰るなり、2chで戦っているの・・・。 あいて? ゴミクズです。 元々メリーさんはオカルト板で誕生したのだけど、 その本体というか、 操り主は2chの議論板の生息者です。 これまで、…
あああああ、あの馬鹿ぁっ! 心底呆れたのはミィナたちだ。 ところが、 実を言うとヘファイストスも同じ思考レベルのようだったらしい。 「そ、その手があったかっ!」 慌てて手近に屹立している他の槍に、今頃左手の炎を浴びせてゆく。 自分の作戦を全く煮…
パイロキネシス・・・地上であるならこの単語が、ヘファイストスの能力名として相応しいだろう。 鍛冶の神であるが故に、炎の属性を備えた彼らの一族が発達させてきた能力だ。 落ち着け・・・。 勝てる道は・・・? あの戦車に数多くの武器を積んでたとして…
ちょうど、その時、この会場に老人ネレウスが到着していた。 お付の者と共に近づいた場所は、他でもない、サルペドンの傍だ・・・。 「・・・始まっておるようですな?」 「ネレウス・・・! そなたの本心は・・・何を望む!? ヘファイストスが勝とうとも、…
大気を切り裂く衝撃音! この場にいる全ての者の目が眩む! それでもスサの殆どは、黒焦げになったヘファイストスの姿を予想したはずだ! ・・・だが。 一瞬、タケルの目は信じられないものを見たかのように、 剣を持つ腕を振り下ろしたまま固まっていた・・…
すでにヘファイストスは優柔不断な顔を消し、 覚悟を決めたか、一人の戦士の顔つきになっている・・・。 この距離ではまだ、天叢雲剣は届かないが、 接近しつつ精神力を爆発させ雷電を放つ! タケルは右腕を構えてエネルギーを溜め始めた・・・! 一気に勝負…
・・・そこは、パキヤ村で最大の広さを持つ広場なのか、 草野球のグラウンド並みの広さの平地・・・。 一対一の決闘の場としては少々広すぎる気もする。 村の男たちが速攻で柱を立てて行き、周囲をロープで張っていく。 そういえば、地下世界に下りてここに…
では行って来ます! 帰りは明日の朝です!! それまで、 今、ネットで話題の動画をご覧ください!! これ、テレビで流したら面白いのに・・・。 では!! 鳩山由紀夫vs 鳩山由紀夫 自らの献金問題を厳しく追及!!
いらっさいませ! ここはゲストブックです。 皆様お気軽に書き込んで行って下さい。 業者の宣伝はお断りです。 Genesis - In The Cage - Lamb Live 1975 画像はフラウ・ガウデンの別バージョン、フラウ・ホルレ
だが・・・。 「恐れながら・・・。」 「構わん、ネストール、申せ、申してみよ。」 「私も戦わずに済むのなら、それが一番好ましいと思うのですが・・・。」 「ですが? ですが何じゃ?」 「問題はあの方々・・・スサがゼウス様に勝てるかどうかの話なので…
このやり取りを固唾を呑んで見ていたタケルたち、 そして今や、彼らが視界に映るのは、 自陣へ戻ろうとするサルペドンと、 車椅子のような戦車を、落ち着かなくゴロゴロその場で動かし続けるヘファイストス。 「サルペドン、どうだ? あいつ、考え込んでるの…
サルペドンはヘファイストスの反論を待たずに畳み掛ける。 「私は短い時間だが、 この世界の様々な人間に会ってきたぞ? トモロスやアレスの尊大な態度、 心優しきアテナやデメテル・・・、 陽気なデュオニュソスや、高慢ちきなヘルメスにアルテミス・・・、…
そう・・・、そのサルペドンの怒りの矛先は、ヘファイストスに向けるものではない。 ここまでヘファイストスの心を屈折させてしまったゼウスの責め苦・・・。 あの男は巧妙に、ヘファイストスの心を掌握してしまったのだろう、 先代の命を使ってまでも・・・…
その瞬間、ヘファイストスの槍がかざされた! 「黙れ、黙れぃっ!!」 穏やかな話し合いと思われていた空気が一変する。 タケルは目の色を変えて、サルペドンの元へと走り寄った。 だが、サルペドンは背後に近づくタケルに手を伸ばし、彼の接近を制止する。 …
一人、武装して戦車に乗った風采のあがらぬ男、この男がヘファイストスか。 「ヘファイストス殿とお見受けする。 私は地上より来たスサの副司令官カール・サルペドン。 向こうにいる剣を携えた者が緒沢タケル、 もしあなたと戦いになるのなら、彼が戦闘を行…
村の広場では酒田のおっさんたちが待ちかねていた。 テーブルの上のグラスやお皿を見るからに、立派な歓待を受けていたようだ。 まぁそれはいいか。 おかしな様子も見えないし、何か変な姦計や罠にはめられている心配はなさそうである。 「酒田さん、そっち…
タケル達が洞窟を出ると、 空の擬似太陽は輝きを最大に増していた・・・。 まぶしい・・・。 暗いところからいきなり出てきた為に、タケルの顔が歪む。 まぁ、戦うときまでには慣れるだろう。 ネストールの案内で、もと来た道を戻っていると、後ろからサルペ…
みなさん、こんばんわ、 わたし、リカちゃん、呪われてるの、 あ、間違えました、 ただいま、起床しました。 お腹すいたので冷蔵庫にキープしていた柿を食べたところです。 記憶が鮮明なうちに、たった今、私に襲い掛かってきた悪夢を紹介します。 ・・・私…
いえ、特に何の動画が見たかったかというわけでもありません。 前回のインターネットエクスプローラー8×YAHOO×ZOOMEに続いてだったので・・・。 メジャーなOSぐらい、ちゃんと対応してよ・・・。 まぁ、ぐーぐるちょろめはまだ、普及してないかもしれない…
さて、 いよいよこの村の現在の主、ヘファイストスが出陣する。 頑丈そうな胸当てと、滑らかな動きを保持した手甲を装着し、戦の支度をしているのだが・・・。 頭のてっぺんが光り輝くヘファイストスは、落ち着かなく周りの召使に話しかける。 「あー・・・…
うん? それは「紋章」のことだろうか? 「・・・ああ、あれは彼の先祖から、代々受け継がれているという一族の証であり、 彼が振るう雷の剣を持つ資格とも言える。 それが・・・何か?」 その説明を聞いて、ネレウスはしばらく考え込んでいたようだ。 だが…
既に廃盤となってるはず・・・。 プログレ界で名を馳せた、「Yes」のキーボード、リック・ウェイクマンと、 R&B、あのちゃかちゃかちゃかちゃかちゃか・カーンの二人の競演! 普通ならまずこの組み合わせが思いつきません! そして ジョージ・オーウェ…
「あーっと、お邪魔しますよ・・・? ネレウス様、そろそろお時間ではございますが・・・。」 タケルたちが振り返ると、先ほどのネストールが戻ってきていた。 時計を見たら、既に洞窟に入ってから一時間が過ぎている・・・。 どうやら・・・ 戦いが始まらざ…
サルペドンもタケルも、 ミィナの反応に「おや?」とは思ったのだが、 二人とも色々考えることが有り過ぎてそれどころではない。 この時、ネレウスを除いてだが、 一番冷静だったのが、クリシュナだった。 「今、確かに天使と仰ってましたな? そうですね、…
今までの話は、 ネレウスが自分で言ったように、真実だと断定する必要もないし、その確証もない。 タケル自身、内心で思っていたように、 大昔の誰かが勝手に考え付いた絵空事、と決め付けたって問題はない・・・。 だが、タケルも今まで身に起きたことを冷…
ネレウスの最後の例えの意味・・・。 真っ先にサルペドンが気づいた。 「まさか・・・! ネレウス殿! あの『嘆きの荒野』でタナトスの生命力を吸い尽くしたのは・・・!?」 気のせいだろうか、 ネレウスは笑ったようにも見える・・・。 「確証は何もありま…
一度ネレウスは首を左右に振って、自らの発言を戒めた。 「おっと、失礼しました、 今の私の言葉、一箇所訂正いたしましょう。 ポセーダーオンが天空の『奴ら』の未来を見通していた・・・、 というくだりは、恐らく後世の創作が入っているかもしれません。 …
ここから先は、ほぼネレウスの独演会といっても差し支えあるまい・・・。 タケルもサルペドンも、その話のスケールに質問する事、 いや、口を開くことさえ躊躇われていた・・・。 それほどの内容が、この老人の知識の中に詰め込まれていたのである。 「お話…