Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ランディ プロローグ8

「だーかーら、仕事は仕事、 プライベートはプライベート! わけようぜ? あんまり張り詰めていると、いつか、プツンと切れちまう。 何事も適当が一番だよ・・・。」 「適当すぎるぞ・・・。」 そのままロゼッタは目をつぶってしまった。 ホントに好きにして…

ランディ プロローグ7

勿論、ランディも若い男だ。 人並みに性欲もあるし、夜働く女性達の姿態や喘ぎ声に心惑わす事もある。 だが、彼女達の誰かに、一度でも手を出せば、 下手をするとこの館の和を乱す怖れもある。 ・・・ゆえにそーゆー部分から来る衝動は、彼なりに必死に耐え…

ゲストブック 11

いらっさいませ! ここはゲストブックです。 皆様お気軽に書き込んで行って下さい。 業者の宣伝はお断りです。 ジェネシスのセカンドアルバム Nursery Cryme の ラストナンバー、 The Fountain Of Salmacis 「サルマキスの泉」 です! ※説明長くなっちゃった…

ランディ プロローグ6

「おーい、ランディ、 今夜はロゼッタ、空いてるかい? 明日の昼前ぐらいまで頼みたいんだが。」 「やぁ、シディキさん、久しぶり。 ああ、今夜なら彼女は大丈夫だ、 商売、うまくいったんですかい?」 「ヒッヒッヒ、おかげさんで高値で売れたよ、 家に戻る…

ランディ プロローグ5

では次に、 この館のたった一人の男、ランディについて見てみたい。 通常なら、二十歳そこそこの健康な男子なら、もっとまともな仕事に就いているか、 兵隊にでもなってるはずである。 何故、こんな若さで売春宿に勤めているのか? 勿論、彼は最初からこんな…

ランディ プロローグ4

ここは砂漠の国アルヒズリ・・・。 その東南に位置するちっぽけな町だ。 交易の主なルートからも外れ、取り立てて農産物が豊かと言うわけでもない。 強いて言えば、あんずが結構生えてるので、収穫の時期は遠方に商売に出かける。 後は牧畜が主だが、これで…

ランディ プロローグ3

「レィチェル、立てる? ホラ、肩貸すよ?」 ロゼッタは優しく、青白い顔のレィチエルを抱きかかえた。 「あっ、ロゼッタさん、だ、大丈夫です、一人で立てます、から・・・。」 「いいから、遠慮しなくていいって、 それより・・・アタシはロゼッタ、 さん…

リアルメリーを目指して

http://jp.youtube.com/v/yVcEJ5T68SY BRIAN ENO 使ってみました。曲名「Aragon」でいいの? と、いうわけで、トップページの絵が追加されました。 そのままのっけようとしたら、やはり縮小かかって、粗い画像になりましたので、 トップについては、切り取り…

ランディ プロローグ2

大きなスカーフをかぶったその女性は、戸口に立っていたロゼッタという女性に気を使いながらも、 暑い日差しの照りつける裏庭に降り立った。 「ローリエ! ランディおじさんにわがまま言っちゃいけませんっ!」 途端にむくれる少女ローリエ。 「ぶ~、だあっ…

ランディ プロローグ1

照りつける日差し・・・、 時折吹く柔らかい風・・・。 町の所々にポプラの木やナツメヤシが立っている。 家は石造りか焼きの入ったレンガ造り、 遠くに見える岩山には一本の樹も見えない。 大きな町ではないようだが、厳しい日差しの中でも人々は活気のある…

頭痛~夢

う~頭痛い・・・、 いや、今は痛くないけど、 昨日発症した偏頭痛の余波が今もなお・・・。 症状としては鼻の奥が、グヮングヮン・・・いやズキズキが頭全体に拡がってグヮングヮン・・・。 昨日は吐き気もあった。 今は吐き気もないけど、一歩間違うと、昨…

緒沢タケル第四章最終話

そして、彼ら三人が次の場所へと歩き始めると、 マリアは少し、距離を置いて、彼らの後についていく。 ・・・距離を置いたのは、彼女が一人で考える事があったからだ。 努めて顔には出さないようにはしているが、 無意識にうつむき加減で歩行せざるを得ない…

緒沢タケル第四章その50

サルペドンはタケルから兜を返された。 彼・・・サルペドンにも、 この兜の異様な波動はビンビン伝わる・・・。 持っているだけならなんてことはないが・・・もし、自分がかぶったら・・・。 再び兜が台座に安置されてから、サルペドンは振り向いてタケルに…

緒沢タケル第四章その49

サルペドンは兜の部分を台座から外し、タケルに手渡す。 ・・・思ったほど重くはない。 しかし、見れば見るほど奇妙な造りだ・・・。 面の左右の部分には、それぞれ不気味な顔が彫られている・・・。 まるで阿修羅像だ・・・。 「ま、まさか、かぶれと・・・…

キングダム Ⅱ (恐怖!)

怖いです。 昨日、紹介したキングダムですが、 なかなかyoutubeで、衝撃シーンが見当たらなかったのですが、 ありました! 悪魔の子供を産むと予言された女性が、 病室から消えた我が子を探しています。 まだ、この段階では赤ん坊は「悪魔」ではないのですが…

緒沢タケル第四章その48

「・・・てことは、これも紋章か何かが必要なのかい?」 「いえ、その必要はありませんが・・・、 今までこれを纏えたのは、私の数世代前の先祖・・・一人か二人程度なのです。」 「? どういうこと?」 「説明するのは難しいのですが・・・迂闊にこの鎧を装…

緒沢タケル第四章その47

そこには古い、様々な・・・タケルの目にもわかる、 これらは年代物の宝物殿だ・・・。 多くの美術品や絵画・・・彫刻・・・宝石がちりばめられた家具・・・。 「おおおお~、・・・すげぇ・・・。 そうか、スサは古来の氏族の直系の子孫達で構成されるから…

緒沢タケル第四章その46

「私が答えましょう。」 と、言ったのはクリシュナだ。 「タケル殿、私の先祖は代々、戦士階級でしてね、 表向きはヴィシュヌ神を崇めている事になってたのですが、 一族の秘儀においては、破壊と豊穣の神、シヴァ神に帰依しておりました。 緒沢家に伝わる天…

緒沢タケル第四章その45

この浅黒い肌の、クリシュナという男も無表情だが、その割にはやたらと饒舌だ。 彼なりにタケルを歓待しているのだろうか? 「それで、タケル殿。」 「あ、は、はい!」 「私の仕事もいろいろありますが、その内の一つに、各施設の管理や、 宝物の整理とかも…

緒沢タケル第四章その44

白鳥が部屋を出た後、マリアが再びタケルを先導する。 「では、タケルさん、サルペドン、行きましょう? 施設内の設備と・・・主なスタッフの紹介と・・・、 それに、クリシュナに鍵を開けてもらいましょうか? 一応・・・あの宝物室へも・・・。」 珍しくサ…

緒沢タケル第四章その43

サルペドンを先頭に、全員席を立つ。 それから彼は、振り返って白鳥に話しかけた。 「白鳥亮・・・、ここまでご苦労だった、 後は、我らスサでタケルのことは引き受けるが・・・。」 「あ、はい、ありがとうございます! で、では私はここで・・・。」 「あ…

キングダム ホスピタル(嘘)

すいません、タイトル嘘です。 えー、今回取り上げるのは、北欧のテレビ映画「キングダム」 タイトルは原題 .RIGET です。 かつて全国行脚生活を送ってた頃、住み着く先々で、 中々続編が発売されない、この作品を置いてあるビデオ屋さんを見つけては会…

緒沢タケル第四章その42

その後のタケルは大人しかった・・・。 サルペドンに対する疑惑の解消、・・・謝罪・・・、 無論、そんな早く気持ちの切り替えもできるわけでもなく、 偉そうなサルペドンに対する、タケルの嫌悪感はそうそうぬぐえるものではなかったが、 当面は、真剣にサ…

緒沢タケル第四章その41

しばらく会話に参加してなかった白鳥が、目を剥いた。 「えっ? 待ってくださいっ、 今までのケンカ越しのやりとりは全部、やらせ・・・?」 その一言に、一番驚いたのはタケルだ。 「ええっ!?」 マリアとサルペドンは・・・ サルペドンが笑うのは初めて見…

緒沢タケル第四章その40

指導力がない? そんな風には見えねーぞ!? ・・・そこへマリアが再び話に加わった・・・。 「タケルさん、今のサルペドンの話が・・・、 彼が美香さんを襲う理由がないことの証になるのよ・・・。」 「な、なんでっ!?」 「自分自身に厳しい戒めを与えて…

緒沢タケル第四章その39

サルペドンの主張は・・・タケルにも十分すぎるほど・・・ いや、誰の口から出ようとも関係ない。 すべきことは一つだけ・・・。 正直、タケルには古代の神の話など、どうでもいいのだが、 これまでの何人かから聞いた話を総合すれば、 スサの行動原理・・・…

咽喉の痛みが・・・。

先月末から、実は咽喉がズキズキと・・・。 常時、痛みが出るわけでもなく、食後とか夜中とか・・・。 血液の流れにあわせてズキズキと・・・。 元々咽喉が弱い体質で、 普通に口開けると、他人からは「腫れてる」と思われるらしい。 風邪をひくと真っ先にや…

結婚式いってきました

おはよーございます。 頭痛は消えました。 さて、昨日は学生時代の友人の結婚式に参列しました。 ・・・まぁぶっちゃけると取り立てて仲いいわけではなく、 飲み会があると集まるくらい・・・。 よく呼んでくれたな、とは思います。 さて、新郎は日本●●新聞…

緒沢タケル第四章その38

「・・・!」 「言うまでもなく、・・・わかるな、タケル・・・。 地上の主・・・大地の王、スサが伝える神というのは、 その時、人間を救った神なのだ・・・。 私の生まれた場所でポセイドンと呼ばれた存在・・・、 日本で言うスサノヲ・・・インドではシヴ…

緒沢タケル第四章その37

「いや、いい、どっちにしろ断片的にしか聞いてないのだろう? 名前はどうでもいい。 どうせ伝える民族によって、名前はバラバラだ、意味がない。 ・・・古来、この地上には一人の神がいた・・・。 人間たちは、誕生して間もないころだったが、 まぁ・・・そ…