諸星大二郎最新刊 瓜子姫の夜 シンデレラの朝

前回に続きまして、今月発売の名作をお届けします。

鬼才・諸星大二郎の短編集、

既にこの方は、グリムのような物語、スノウホワイト、など、グリム系童話の短編集や、

瓜子姫関連のコミックスを出しているので、

再編集ものかという恐れがあったのですが、ご安心ください。

全て最近、書き上げた新しい作品のようです。

主に、少女マンガ系ホラー雑誌Ｎｅｍｕｋｉに掲載していたものでしょうかね？

タイトルや表紙にあるとおり、

内容は和・西洋・中華から数々の古い物語から諸星流にアレンジした作品となっています。

 

私のお勧めは巻末の「竹青」

中国の古い物語ですが、スカッとさわやかな復讐劇です。

いえ、別にカラスがかわいいとか、カラスの羽七が、「やだ、このおじさん渋い」ってからだけでなく・・・。

 

・・・諸星大二郎って、結構「復讐物」得意な気がする・・・。

世にも奇妙な物語では「復讐クラブ」使われたり、

少年ジャンプで連載してたころも、「暗黒神話」で、主人公に復讐させてたし。