Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

王宮内の異変

2. ランディは宮廷の見回りを終えた。 後は自室に戻って寝るだけである。 しかし、その時彼には妙な胸騒ぎがあったのである。 ・・・さっきの声は空耳だったのか・・・? 彼はそれが気になって眠れなかった。 彼は外套を羽織って、もう一度宮殿を見回るこ…

サイレントヒル ~What is Love

面白動画です。 以前紹介したサイレントヒルの2のパロディです。 ほんとは怖いんだけど、 まぬけな動画になってます。 じぇーむす、逃げてーっ!! 呆れるマリアお姉さん、 踊る泡頭看護婦さん、 鉈を振り回す△頭、 その他大勢の皆さん、出演

砂漠の国アルヒズリ

1. ・・・ランディ ・・・ランディ 「? ・・・誰か私を呼んだか?」 ここは砂漠の国アルヒズリ・・・。 宮廷内を警備していた将軍ランディは、不意に自分の名を呼ぶ声を聞いた。 「・・・いえ? 私は何も聞こえませんでしたが・・・。」 従者はきょとんとしなが…

面接第一弾

さて、 就職活動ようやく始めまして、 今日は面接第一弾! 昨日連絡あったんで、お昼に美容院行って髪をチョキチョキ。 そしたら担当の人は沖縄の人なんだけど、 「あのー、私も7月でここ辞めて実家に戻るんですぅ」 ぬぁに? また新しい担当の人に、一から…

第四章設定資料

第四章「砂漠の国のランディ」 過去の史料 400年前の繁栄していた世界の事は、伝説でしか残っていない。 現在の人々にも分る文字でつづられているのは「ウィグル王列伝」があり、 ウィグルのみならず、大陸中の多くの人々に読まれている。 元々「ウィグル…

光から来た者

16. 部屋のドアがノックされた。 「誰!?」 フラアが強い調子で尋ねる。 ・・・だが返ってくる言葉はない・・・。 私はすぐにでも衛兵を呼び戻すべきだと考えていた。 戦闘になったら私は役に立たない。 ただの殺し屋風情なら、 その人間の強い殺意を読…

近づく足音

15. 私の悲鳴を聞いて、すぐに隣の部屋のフラアが部屋をノックした。 私はフラアの寝室の隣に住まわせてもらっていた。 私は一瞬、パニックを起こし大声で叫んだ、 不審者が窓の外にいる・・・衛兵を呼んでと・・・。 すぐに二人の衛兵とフラアが入ってき…

真夜中の訪問者

14. ・・・とは言ってみたものの、今の私は誰かに物を頼める立場ではない。 しかも、どうやって依頼の口実を作ろうか? 私は自分の幽体を、カラダに戻していた。 あまり長時間は使えない、 何よりも、魂を空けている状態でカラダにショックでも与えられた…

たいふーが来るぞおおおお!

え? 台風って、こんな早い時期に来るの? 昨日はめっちゃ寒いし、 天気滅茶苦茶・・・。 小笠原&八丈島の人逃げてーっ! あーめーかーぜーらいおんーまーるー、おーめーめーをーさーまーせー♪

謎の人物

13. 私は、正式にフラアの側に置いてもらえる事になった。 もう、体力は完全に回復している。 眠りに着く前には、自分の幽体を飛ばして、辺りを散策する事もできるようになった。 もちろん、それは夜だけのことだし(その気になれば昼間でも出来る)、 幽…

失われた過去の記憶と記録

12. フラアは活発なだけではなく、聡明な女性だった。 飛びぬけて頭脳が優れているとか、何らかの能力に秀でているというわけではないようだが、 周りの人たちの態度を見ても分る・・・。 フラアがいると、その場の空気全体が華やぐ。 ・・・確かに言動は…

もうね・・・病んでるよ、未解決事件

はぁ、ここのところ、事件が多すぎ! しかも、謎が多い事件だったり、同一犯に思われながら未解決事件だったり! 最近ニュースになってる事件を三つほど・・・。 ① 東京都江東区潮見マンション女性行方不明事件 現代の“神隠し”か--? そうとしか思えないほ…

二度と会えない娘よ

11. かつてディジタリアス殿下が、フラアの出生の秘密に気づいたのも、 彼女が魔女の嫌疑をかけられて、審問所に引き立てられるときに、 偶然、彼女の髪飾りを目撃した事が発端であった。 フラアの命を救ったのは、ディジタリアス殿下だが、 母の形見のル…

ウィグル王家の証

10. 宝石そのものは大して重要ではなかった。 肝心なのはその台座だ。 ウィグル王国の先々代の王は、自分の3人の子供達にそれぞれ宝石を贈ったという・・・。 長男にはダイヤの指輪を・・・、 長女にはサファイアの首飾りを・・・、 末の娘にはルビーが施…

形見の宝石

9. 冗談ではない! では、私はここに誘導されてきたのか!? 何のために!? 私がフラアに近づいて、「彼ら」の誰が得をするのだ? 私が持っている「彼ら」の情報は、大した物ではないが、 フラアを警戒させるには十分だ。 自分たちに不利になる情報を、わ…

皇女との邂逅

8. 「だんだん、顔色も良くなってきたわね? もう外を歩いてもいいんじゃない・・・?」 自分でも体調が回復してきたのは分る・・・、 だが・・・顔色・・・? そうだ! ・・・自分の顔は硫酸で焼け爛れているのではないのか・・・!? その気になれば、幽…

諸星大二郎 グリムのような物語

では今日は、 一般的な話題を。 昨日訪問していただいた方に、グリム童話を取り上げていた方がいらっしゃいましたので、 関連という事で、前回お薦め漫画家の二冊「グリムのような物語」を紹介します。 諸星大ニ郎は、以前TVドラマになった「栞と紙魚子」が…

故ディジタリアスの居城

7. 私が目覚めた時、私は病院の一室にいた。 後でわかったが、2~3日、意識を失ってたらしい。 私を運んでくれた馬は、この町の城門をくぐった所で、力尽き衰弱死していたそうだ、 ・・・ごめんなさい・・・。 私を診てくれたのは、まだ年若い女性の医師…

たった一人の殺戮者

6. 馬は川の音が聞こえるところで、時々身を休める・・・。 私も馬から降りて、水を飲む事が出来る。 だが、馬はまるで自分が意志を持っているかのように私をけしかけ、 上に乗れと、私に軽く噛み付いて促す。 ・・・いつの間にか、私は馬上で半ば意識を失…

盲目での逃走劇

5. だが、先手を打ったのは彼らだった。 私が彼らの目的を知ろうとする前に、彼らは私の心を試そうとした。 何の罪もない町の子供を殺してみろだと!? ふざけるな! 私はあからさまに拒絶した。 当たり前だ、 ・・・子供を産んだ身で、そんなマネができる…

ゲストブック 6

いらっしゃいませ! ここはゲストブックです! 何でもかんでもお気軽に書き込みください。 宣伝コピペはアウトです。 またもや Paulina Stuckeyです。 絵の雰囲気が好きです。

400年前の亡霊たち

4. 生物学・遺伝子学、どちらでもこんなことは考えられない。 だが、事実である。 兄・ダイモンも私も、400年前の世界から再びこの世に甦った! 自分達の子孫に転生しうるとは、遺伝子が400年の時を経て再現されたか、 その影響があったとでも言うのだろう…

秘められた過去

3. 「デミゴッド」・・・そんな組織名は覚えてもらわなくてもいい・・・。 所詮、大昔に消滅した名前だ。 肝心なのは、その組織の頭目達・・・、 あのおぞましき化け物どもが、この時代の人間の姿を借りて、 再びこの世に召還されたという事実だけだ。 い…