2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧
まるで海の中にでもいるかのようだ! それどころか膝に力が入らず、自分でもガクガク体が揺れているのが分かる・・・。 そして・・・、 思いっきり振りかぶったはいいが、あまりの軌道の緩やかさに、 タナトスは難なくカラダを捻り、タケルの攻撃をかわす。 …
白い静寂の世界が、ほんの一瞬だけ紫電の光に切り裂かれた・・・。 あれっ!? いかづちを発した時の手応えや感覚が、まるでいつもと異なる。 しかも目の前のタナトスは、そのまま自分の真正面で立っているままではないか? ふっ、不発!? 天叢雲剣に慣れて…
アキバ行って予約してきました! 前回行ったお店の担当者がちょうどいたので、 クーポン券のこと聞いたら、 大丈夫だと! その場で2000円引きとなりまして、 89,800円でお買い上げです! お金がないので現金9,800円、クレジット分割2回払い…
一方、本隊、サルペドン達は、 別の者の報告から、最初に放った斥候が死体となっている現場を発見していた。 程なく、そう遠くない位置に転がっていた、他の3名の死体も回収できたようだ。 だが、 メンバーの誰もが、その死体に起きている異常に背筋を凍ら…
「あ・・・あっあ、あ~ぁぁ・・・ 」 見るみる内に、二人の部下はカラダを崩し、地面にバタバタと沈み込んだ。 「おっ、おい!? お前ら、どうしたっ!?」 見れば、自分達の周りを白いガスが覆っている・・・。 これが突然の病気などでなく、 眼前の敵の能…
白い霞の中から一人の人影が・・・。 だんだんとその姿が露になる・・・。 まだ、ぼんやりとしているが、カラダをすっぽりと覆うマントをはおっているのはわかった。 これまでの地下世界の住人で、マントをはおっているのは、 神々の名を冠したオリオン神群…
「完全に道に迷ったか・・・?」 「タケル様、無線を使いますか・・・?」 部下の一人が再度、タケルに無線を渡そうとすると、 ・・・タケルがその部下の様子の変化に気づいた。 無線を持つ手が震えている・・・。 「おい、どうした? そんな怯えるような・…
「おい、そこにいるか!?」 「は、はい! タケル様、敵は!?」 「一人、戦闘不能にしたが、他は逃げた・・・。 あんま根性ありそうに見えなかったぞ? 大した軍勢じゃないのかものな?」 「神クラスはいないのですか?」 「どうだろうな・・・。 とりあえ…
攻撃をかけられたと言っても、 それほど被害は今のところ多くない。 視界が悪いのはオリオン神群側も同様で、 さらに、攻撃部隊はそれほど多くもなく、 恐らくタケル達以外を狙っている者たち含めても、20人もいないだろう。 用意してきた矢羽根の本数だっ…
スサ本隊はにわかに騒然となった。 デュオニュソス及びデメテルの村では犠牲者は誰ひとり出していないものの、 森の神シルヴァヌスの所でデンを始め、数人の命を失っているのだ。 それが、 こんな戦闘も起きないと考えられていた場所で、 まだ確定ではないも…
そんな時、酒田の無線に緊急連絡が飛び込んできた。 次発の部隊からだ。 『只今、先発隊の無線スピーカーから音声を確認しました! こちらの声が流れているようです! 今もどこかから私の声がダブって聞こえてきます!』 「おっ!? ・・・てことは近くに奴…
ああ、その件か・・・。 他のスサのみんなは全員、知ってるけど、 ミィナが仲間に加わったのはつい最近だしな・・・。 「ああ、そうだよ、 両親はオレが8つの時に交通事故で・・・、 その後、爺ちゃんも病気で・・・。 そんで一つ違いの姉貴が・・・こない…
その後も彼らは、先発部隊からの連絡を待ったり、 こちらからも呼びかけてみたのだが、 それ以降、彼らからの通信は一切入って来ることはなかった。 次発部隊に関しては、無線にノイズは結構入ってきていたが、会話に不自由は感じない。 まだそんなに距離が…
今日は昼寝もせずに、 秋葉原へ、リサーチに行きました。 もうターゲットは決めました。 VAIOの新品・・・うぃんどうずせぶん搭載(XP互換可)で、 カタログ価格91,800円になるヤツです。 まだ店頭には出てないですね。 発売が10月22日、予約受付…
「ダメだ! 全然聞こえねぇ!」 「酒田、どうした? まだ斥候から連絡が入らないのか!?」 こちらはスサ本隊・・・。 デメテルの村を出発してから四日ほど経っている・・・。 奇怪な光景の岩場と白い霧が立ち込めている、生命の存在しない土地・・・、 「嘆…
・・・早く・・・! 早く本隊に知らせないと・・・! ここは危険すぎる! 何がどうなっているのかさっぱりわからないが、一刻も早く引き返さないと! 「こちら斥候! 誰か応答してくれ! ・・・本隊! 聞こえないか!?」 ガガ・・・ピー、ガガ・・・ 『・・・こち…
帰りは明日の朝です! 訪問はできませんのでご容赦を! ・・・それにしても家に太陽が射さなくなってから、一気に部屋が寒くなった・・・。
すぐにタケルが応じると、 自然な動作で彼女はタケルを引き寄せた・・・。 「えっ・・・!?」 一瞬ドキッとしたが、タケルはすぐに理解した・・・。 それは男女の抱擁ではない・・・。 まるで母か年の離れた姉が、子や弟に向かってするそれのような・・・。…
騒がしかった宴の内容は省略してもいいだろう、 デメテルのこれまでの行動パターンで、大体どんな騒ぎになるかは想像つくだろうし。 翌朝、予定通り、スサは出立の準備を終える。 名残惜しいが、さわやかな気分でこの地を出発できる。 デメテルはこの後の道…
前もちょろっと言ったのだけど、 今使ってるノートパソコンが、いいお年になってきました・・・。 SONYのVAIOのFシリーズで、 性能はというと、 メインメモリー256→1024MBに増設 インテルCeleronM360(1.40GHz) HDD80GBです。 …
「・・・そうか、美香と、か。 どうだ? アテナは彼女と比べて・・・ いや、アテナに打ち勝ったお前は・・・美香を越えたと言えるのか?」 タケルは自嘲気味に視線をそらす・・・。 「ははっ、まさか、そんな・・・。 結局アテナさんは美香姉ぇじゃないし、 …
いつの間にか頭上の太陽も輝きを失い始めていた。 デメテルはとても興奮していたようで、ハイテンションのまま、宴の準備を部下たちに促す。 今晩はここで一泊することになりそうだ。 ・・・デュオニュソスの件があったからと言うわけでもないが、 明朝、こ…
「いえ、強かったですよ、アテナさん、 最後は・・・互いの男女の体格差、それだけが分かれ目です・・・。 互いが同じ条件だったら今頃・・・。」 それは確かに正論だが、 アテナにとっては元から織り込み済みの話だ。 それよりも・・・。 「タケルさん、あ…
ギャリィィーンッ!! 何が起きたのか・・・! アテナの右腕から槍が消えていた・・・。 いや、この空気を切り裂く音は・・・!? ・・・ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン・・・! この場で釘づけになっていた観衆の目に、 上空から落下してきたアテナの槍が、地面に深く…
違う・・・突進攻撃ではない!? アテナにもそれがわかった。 そしてこれがタケルの奥の手だと言う事も。 「いいわ!」 それに対しアテナも頭上で槍を旋回させる。 今までになかった動きを槍と筋肉に与え、そのカラダの潜在能力を最大限にまで引き出すつもり…
既に2人の戦いは一時間に及ぶ。 見ている者の体力すら限界に近い。 そして二人の息ももう・・・。 いや、タケル自身、アテナに脅威を十分感じている。 全神経を集中し、ここまで戦っている自分の体力もかなり疲弊している・・・。 なのにアテナは剣より重い…
たまにはくだらないことでもかきましょう。 ・・・えっ? いつもくだらないっ!? な、な、な、何をおっしゃるんですかっ! わ、私は世のため、人の為に身を白い粉にして・・・ じゃなくて・・・、 ええーい、眠いから本題はいります! そう、 今日も昼寝し…
まだよ! 地上で舞い踊るアテナ・・・! 彼女は自分の戦闘能力が、 戦いのさなか、どんどんレベルアップしてゆくことを理解した。 自分より劣っている者との戦い・・・それがどんなに退屈であった事か・・・。 この100年以上の長きにわたって、自分の腕を落…
アテナの絶対防御能力・「アイギスの楯」は、 互いのカラダをオブラートのように包みこんでいるが、 二人の武器にまではその効力を与えていない。 故に互いの攻撃は火花を散らし、 時に耳を覆いたくなるような金属音の雨を周囲にまき散らす! 結界にも似たそ…
いま、アテナとタケルは互いの顔を見ながら、足場や足元を確認する・・・。 周りでハラハラしながら見つめる者も多いが、当の本人たちはそんな心配などどこ吹く風だ。 そこでタケルが勝負の前にもう一つだけ確認する。 「あ、えっと、アテナさん、その白銀の…