湖の騎士ランスロット 6
タケルはその周囲を確認した後、モニターに向かって口を開いた。
「湖の騎士ランスロット? 騎士団本部長・・・?」
『ああ、自分を名乗ることを失念していたね、
申し訳ない・・・。
そう、現在この騎士団、軍事作戦の最高責任者と覚えていてもらおう・・・。』
サルペドンはそんなことを構わずに質問を続ける。
「そんなお前が、直々に我らを潰しに来たのか!?
それも最高責任者!?
ウーサー亡きあと、お前が騎士団を継ぐというのか!?」
「いいえ、あくまで私は騎士たちのまとめ役というだけです。
騎士団を継ぐなどという大それた目的などありませんよ・・・。
その『資格』もありませんしね・・・。
ただ、タケル君、
君には謝らねばならない・・・、
我々は君の評価を低いものと考えていた。
そして正直に君の強さに敬意を払うよ・・・。
それが・・・この私がここまで出向いてきた理由だ。
君の強さに敬意を表し、全力で君たちスサを潰させてもらう!!」
こんなことは、さしものサルペドンも予想すらできなかった!
他人にも自分にも厳しいサルペドンは、己の認識の甘さを責めるが、
そんな事を今、考えても始まらない。
どうにかこの事態を避けなければ・・・、
いくらタケルが無類の強さを発揮しているとはいえ・・・、
騎士団最強の男を前にして・・・。
サルペドンの無言を気にすることもなく、ランスロットは淡々と攻撃宣言を述べた。
『既にそちらのレーダーには映っているでしょうが、
この通信を終了し次第、攻撃を開始します。
言うまでもないと思いますが、
降伏していただけるなら、命は保証します。
・・・しかし、あくまでも戦うというなら・・・、
一人残らず、殲滅する・・・!!
覚悟はよろしいですか!?』
他人にも自分にも厳しいサルペドンは、己の認識の甘さを責めるが、
そんな事を今、考えても始まらない。
どうにかこの事態を避けなければ・・・、
いくらタケルが無類の強さを発揮しているとはいえ・・・、
騎士団最強の男を前にして・・・。
サルペドンの無言を気にすることもなく、ランスロットは淡々と攻撃宣言を述べた。
『既にそちらのレーダーには映っているでしょうが、
この通信を終了し次第、攻撃を開始します。
言うまでもないと思いますが、
降伏していただけるなら、命は保証します。
・・・しかし、あくまでも戦うというなら・・・、
一人残らず、殲滅する・・・!!
覚悟はよろしいですか!?』