Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

地母神デメテル 18

途端にミィナの目が輝く。 マリアさんもまんざらではないらしい。 長いハードな旅の疲れで、肌もがさついていたせいもあるのだろう。 それに・・・、 タケルには気づかない事だが、マリアが警戒していたのは、 デメテルから「ある一つの真実」が語られてしま…

地母神デメテル 17

ところが、このタイミングでデメテルはタケルを放し、その視線をスサの二人の女性に向ける。 「その方ら!」 またもや白いふくよかな腕と指が高々とかざされる! その指先の向こうにはマリアとミィナ! 「そこな、美しい姫君と、可憐な少女よ! そなたたちも…

ゲストブック 26

いらっさいませ! ここはゲストブックです。 皆様お気軽に書き込んで行って下さい。 業者の宣伝はお断りです。 イラストはまたもや Kimberlee Traub で・・・。 Genesis ; Fly On a Windshield

地母神デメテル 16

思いっきり、顔を覗きこまれるタケル。 互いの顔はまさしく目と鼻の先だ。 ちょっとその気になるか、どちらかがつんのめりさえしたら、もう互いの唇さえ触れあうのではないか? 「あ・・・あの!?」 しかも当のデメテルの眼差しは、トロンと潤いを帯びてい…

地母神デメテル 15

タケルの内心を他所にデメテルは質問を行う。 タケルに興味を持ったようだ。 「そなたが、・・・ふむ、スサだったか? その総代・・・ポセイドンの地上の末裔ということになるのか?」 これは「はい」と言うしかない。 自信なさげにタケルが頷くと、 後ろで…

地母神デメテル 14

デメテルは、 スサの一団を歓迎することも視野に入れていたとでも言うのだろうか? 段取り良くテーブルはセッティングされ、 料理の皿が並べられてゆく。 これはこれで嬉しいが、デュオニュソスの時の事があり、素直に喜んでもいられない。 ・・・また、何ら…

地母神デメテル 13

タケルはその言葉に違和感を感ずる。 そんな大昔の神様の名前に誓った所で何になるというのだろう? それが、このオリオン神群の風習だと言うなら仕方ないが・・・。 しかしサルペドンは、まるでこの場に自分とデメテルしか存在しないとでも言うように、 神…

地母神デメテル 12

そのサルペドンも、 デメテルの質問にすぐに回答できない・・・。 何を迷う事があるのだろうか? それがタケル達の素直な反応である。 だが、やはりしばしの間の後、サルペドンはデメテルの要望に従って、 手ぶらのまま、彼女の輿の近くにまでやってきた。 …

地母神デメテル 11

「よくもまぁ、そんな白々しいセリフが出るものだ、 このわらわが、そのような戯言を信用するとでも思うのか・・・?」 取りつくシマはなさそうである。 指をくわえて見ているだけしかできないタケルを他所に、 サルペドンは粘りながら交渉を続けるようだ。 …

デメたんラフ♪

お目汚し申し訳ありません。 2~3ヶ月前からデメテルの絵を描こうと思っていたのですが、 saiソフトで「病的」なイメージが出せず、途中で作業ストップになっていました。 緒沢タケルの章オリオン神群編「黒衣のデメテル」始まるまでにやっつけようと思っ…

地母神デメテル 10

黒衣のデメテルという通り名にふさわしく、 巨体を漆黒の衣装で覆い、額には細い冠のようなものを戴くその姿、 真珠の光沢を備えた黒い前髪は、眉の所で綺麗にカットされており、 イメージ的には、ギリシア神話の女神と言うより、エジプト神話の登場人物に見…

地母神デメテル 9

かつて、巨乳の女g・・・いや、 狩猟の女神アルテミスを初めて遭遇した時のタケル達の反応を覚えているだろうか? そう・・・、ここでもタケル達はそんな反応を・・・。 でけぇぇぇぇぇっ!! その驚愕は、地底世界最初のオリオン神群アルテミスを見た時と…

地母神デメテル 8

翌日彼らは行軍を開始した。 既に地形はなだらかな草原を呈し始め、 視界も開けている。 目の良いものは、遠くに人工の建造物をちらほらと発見し始めている。 恐らくは村の外にある東屋のようなものだろう。 今は人の姿が見えないが、もうデメテルのテメノス…

地母神デメテル 7

あの時、デュオニュソスは言った。 『自分の手すら汚そうともしない、片目の年寄りだって・・・』 デュオニュソスはサルペドンの正体を知っている。 そして、彼にどんな負い目があるのか、全て承知していた・・・。 勿論、自分の罪深さ、責任・・・義務、そ…

メリーさんのノーパソ日記 いくつめ?

あああああああああ! パソコンが、 やばいいいいいいいい! 家帰ってスィッチ入れたら、 右下のアイコンに変なマークが・・・。 バッテリー・・・? カーソル合わせると、「残り0」って・・・。 そしてどうにかしようと、コンセントプラグ抜いた瞬間にパソ…

地母神デメテル 6

「どうしたの、サルペドン?」 「いや、・・・少し表に出れるか? ミィナ、気にしないでくれ、マリアはすぐに戻すから。」 なーんだ、つまんね。 どうも色恋沙汰ではないようだ。 ミィナはあくびをして、自分の寝袋の中にごそごそと、潜りこみ始める。 一応…

地母神デメテル 5

既にデュオニュソスの村を離れ幾日かが経過している。 村人から聞いたこの先の道筋は、現在のところ情報通り正確であり、 予定通りに進んでいるならば、そろそろ斥候から連絡が入る筈だ。 その日の午後、 程なくデメテルのテメノスを発見したと一報が入った…

人工日記 2

と、ゆーわけでエリナ投入!! しかし・・・失敗だ! 胸が想像よりおっきくなってしまった!! しかも声優陣のレパートリーが少ないので、 しかたないのだが、やたらと偉そうなキャラになってしまった! 「献身的」の属性つけてるにも関わらず、なんで命令口…

地母神デメテル 4

もっとも、救いの手がないわけでもない。 最後、タケルが切れた瞬間・・・、 誰にも認識できないことではあるが、 あの時、デュオニュソスの本能解放能力をタケルに使ったのではないかと思われる節がある。 何故、そんな事をと言われれば、 これも想像の域を…

地母神デメテル 3

そして、 スサ内に置いて、最も重い精神的ダメージを受けたのはタケルである。 ここに来るまで、彼は自分から口を開くことは決してない。 正気に戻った酒田やミィナの謝罪を拒むほど、タケルは狭量ではないものの、 彼が一番ショックを受けたのは、 デュオニ…

地母神デメテル 2

はっきりっ言ってしまえば、 誰もが、デュオニュソスの村での出来事を忘れようとやっきになっていた。 あの後、 デュオニュソスが物言わぬ死体となった後、 そこにいる全ての人間が、まるで夢から醒めたかのように、元の自分を取り戻したのである。 元に戻っ…

地母神デメテル 1

薄い霧が立ち込める広大なる空間・・・、 起伏の激しい、岩場や砂地を乗り越えながら、 数十人の男たちが旅をしている。 女性も2名ほど紛れているようだ。 途中、 高低差の激しい滝や地下水流を見つける。 しばらくすると、彼らは湖にたどり着き休息を取り…

バッカスの酒宴 あとがき

☆ ・・・長かった・・・。 ここまで長くなるなんて・・・。 最後まで飽きずにお読みいただいた方、 ありがとうございます。 それでも、全ての謎を明らかにしないまま、 終わらせてしまい、ご不満な方もいらっしゃるかと・・・。 この作品は、デュオニュソス…

バッカスの酒宴 最終話

激しい血飛沫が飛んだ! その場にいた大勢の悲鳴と驚愕の声・・・、 一人の男が、頭部をあり得ない角度にぶら下げて、 地面に崩れ落ちたのである。 これが仮に、ただの村人の死体であったなら、 却って事態は混乱に拍車がかかっただけかもしれないが、 誰も…

人工さん日記

あああああ、 やばいやばい、 今日も責任者の仕事なのだけど、 今までは、一緒に上司がいる状況での仕事・・・。 今日は上司二人とも休みだぁぁぁぁ!! 私が完全に仕切り役です! 一番年下のペイペイなのにぃぃ・・・。 しかも明日は仕事明け、また夜働かな…

バッカスの酒宴 88

その言葉を聞いた瞬間、 タケルの中で、何かが弾けた・・・。 彼の思考力は未だ、機能していたが、 それが正常な状態のままであったのか、 それは最後までわからなかった。 その時、・・・デュオニュソスの言葉を聞いた時、 タケルは彼の黒い瞳に吸い込まれ…

バッカスの酒宴 87

「きゃあっ!? ウェテレウス!? な、なにっ!?」 ミィナの声に驚いてタケルが振り向くと、例の男がミィナを抱きしめようとしている。 ミィナは咄嗟に顔をそらしたが、 まるで彼女の唇を奪いかねない迫り方だ。 「て、ってめっ・・・。」 だが、見ればその…

人間の屑に・・・あっ、そういえば私人間じゃなかった!

やってしまいました・・・。 中古品とは言え、エロゲー手に入れてしまった。 ええ、前回の記事で紹介したゲーム・・・。 作品名はよく見ると分かると思うけど、 とりあえずは伏せときますね? ただ、意外とコスチュームのデザインが難しく、 (思ったよりレ…

美少女作成ソフト

えーっと・・・、 これ、実はエロゲー・・・18禁です。 要は、プレイヤーが、 自分好みの女の子に、ありとあらゆるアプローチをして、 最終的には、えっちしてしまうゲームのようなのですが、 このゲームの売りは、 最初に、自分で女の子を作りこむことが…

バッカスの酒宴 86

タケルは勿論、サルペドンもマリアも、 デュオニュソスが言う最後の選択とやらが、何を指すかは分かり切っていた・・・。 この場の全員の目を覚まさせるには、 誰か一人の命でも奪わねば、収まりはしないと言う事に・・・。 半端な暴力では、火に油を注ぐだ…