Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

11.李鉄は部屋の端まですっ飛び、朱武は床にうずくまる。

 
あっという間に吊りあげられる朱武・・・、
部下の暴走に宋公明と林沖は慌てるが、当の朱武は涼しい顔だ。
 「放せよ、牛・・・。」
その瞬間、朱武の指先が、掴みあげる李鉄の内肘にめり込む!!
李鉄の、分厚い筋肉やら脂肪やらは全く用をなさずに、
朱武の鉄のような指が肉の中に埋まって・・・
 「グッギャアアッ!!」
次の瞬間には、朱武は床の上に戻ってきた、
まるで何事もなかったかのように・・・。
それで収まらないのが猛牛のように猛り狂う李鉄だ。
 「・・・ぶっ殺ぉすっ!!」
興奮して口から泡を吐きながら、
朱武の顔面にミサイルのような鉄拳を発射させたのだ!

だが・・・

衝撃何百キロもありそうなその巨大な拳を、
朱武は左手で弾く、
まるで時計の針が、12時から1時にずれただけのようにしか見えない簡単な動作で・・・。
だが、同時に朱武の下半身は、既に攻撃のための行動を起こしていた。
左手が李鉄の右手を弾いた瞬間に、朱武は右足を半歩踏み込み、
そして、朱武の右の二の腕は李鉄の胸に接触・・・。
 「っフンッ!!」
その瞬間120kgを超す李鉄のカラダが部屋の端まですっ飛んでゆく!!
部屋の調度品や小物がバラバラだ・・・。
あ~あ・・・。
 「オレ、最っ強・・・!」

 「朱武っ!!」
バチコーンッ!!
李袞師範の強烈な掌底が、勝ち誇る朱武の脳天を一撃!
 「ぐぴゃあっ!!」
目ん玉から火花を放つ朱武!!
そして朱武、一気に戦闘不能に・・・。