クラトスとビア 15
本当に信じていいのか?
いくらなんでも「ゴミのような能力」って言ったって・・・。
ポセイドンの正体を明かした今となっても、
秘密主義はあいかわらずなのか、サルペドン?
「じゃ、じゃあ気にしなくていいってことなのか?」
「奴らの能力は精神に作用するということだ。
今までお前が出会ってきたオリオン神群で、
一番、形態が近いのはデュオニュソス、・・・にあたるだろう。
とにかく、敵を倒すことだけ考えればいい。」
それも分かりにくいぞ?
デュオニュソスの能力って、結局なんだったんだよ!?
その辺りで会話は遮られた。
クラトスとビアが、スサの前面を通り過ぎ、
街の城壁の外側を移動し始めたからだ。
岩場を登りかけたビアが、
汚いものでも見るかのような、蔑みの視線をタケル達に注ぎながら岩場に足をかける。
「どうでもいいけどさぁ~、
下品な貧相のやつばっかだねぇ~?
何だい?
乳臭い小娘までいるよ。」
一瞬の視線の交錯に火花が散る!
・・・ミィナの口元から戦闘的な笑みが・・・。
クラトスとビアが、スサの前面を通り過ぎ、
街の城壁の外側を移動し始めたからだ。
岩場を登りかけたビアが、
汚いものでも見るかのような、蔑みの視線をタケル達に注ぎながら岩場に足をかける。
「どうでもいいけどさぁ~、
下品な貧相のやつばっかだねぇ~?
何だい?
乳臭い小娘までいるよ。」
一瞬の視線の交錯に火花が散る!
・・・ミィナの口元から戦闘的な笑みが・・・。
「はん、・・・貧乳が・・・!」
え!? い、いま、ミィナ、
なんて・・・!?
思わずタケルの注意は二人の会話に。
勿論、そのセリフを聞き逃すビアではない!
彼女のこめかみが一瞬、ビクついた!
「・・・小娘! いま・・・何か言ったかい・・・!?」
何という殺気!!
タケルはこの地に来て以来、未だ味わったことのない殺意の炎を感じる・・・!
え!? い、いま、ミィナ、
なんて・・・!?
思わずタケルの注意は二人の会話に。
勿論、そのセリフを聞き逃すビアではない!
彼女のこめかみが一瞬、ビクついた!
「・・・小娘! いま・・・何か言ったかい・・・!?」
何という殺気!!
タケルはこの地に来て以来、未だ味わったことのない殺意の炎を感じる・・・!