Ladyメリーの物語25・26
『すっげぇッ! さすが斐山だ! 頼りになるぜ!!
わかった、お前達の記録だけ消しとくぜ!』
「はい、よろしく、・・・ではこれから・・・。」
そして斐山優一は待ち合わせ場所を決め、通話を切った。
フーッ・・・、厄介ごとはまっぴらだ・・・。
下らない喧騒や、無能な者に手を煩わされることなど、彼にとっては苦痛でしかない。
斐山優一は「この男の処遇」を決めると、既に暗くなった町へと出て行った・・・。
わかった、お前達の記録だけ消しとくぜ!』
「はい、よろしく、・・・ではこれから・・・。」
そして斐山優一は待ち合わせ場所を決め、通話を切った。
フーッ・・・、厄介ごとはまっぴらだ・・・。
下らない喧騒や、無能な者に手を煩わされることなど、彼にとっては苦痛でしかない。
斐山優一は「この男の処遇」を決めると、既に暗くなった町へと出て行った・・・。
イギリス人英会話教師を絞殺した男、
石橋達也は携帯の記録を消去する作業を行っていた。
アドレスには、まだいろんな女性の番号が残っている。
すると、ボタンを操作している最中、非通知で電話が鳴った。
誰だ? いま、消したばっかのヤツか?
電話に出ると、見ず知らずの女性の声・・・。
それは、小さく、そして凍てつくような冷たい声で・・・、
『私、メリー、・・・今この町にいるの・・・。』
と、言ったのだ。
石橋達也は携帯の記録を消去する作業を行っていた。
アドレスには、まだいろんな女性の番号が残っている。
すると、ボタンを操作している最中、非通知で電話が鳴った。
誰だ? いま、消したばっかのヤツか?
電話に出ると、見ず知らずの女性の声・・・。
それは、小さく、そして凍てつくような冷たい声で・・・、
『私、メリー、・・・今この町にいるの・・・。』
と、言ったのだ。