Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2ちゃんねるのメリーさん

転載です。
・・・ただし・・・

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129 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 21:43:49 ID:6el2Fz3O
「今あなたの後ろに居るの」

ついに来てしまった。
だが、俺は絶対に振り向かない。
振り向いたら―

「水着を着て来たの」

はっと気が付いた時には、水玉模様のビキニを着たメリーさんが
俺の前でくるくると回っていた。勝利の笑みを浮かべて。
「はぁ・・・今日は何の催促ですか」

メリーさんは可愛い。可愛いがそれを武器として使われると困る。
いつも俺の後ろに現れてはその天使のような微笑をもって
俺に何かしらかのお願いをしていくのがだんだん日課のようになっているのだ。
「海に連れてって欲しいなー」...



とここまで文章を書いたところでピンポーンと呼び鈴が鳴った。
時計を見ると午前0時。NHKの集金では無さそうだ。

トン トン トン

出ようか迷ってると今度は控えめなノックの音。
やれやれ、仕方ない。重い腰を上げようとしたとき

「ガスターテン! ガスターテン!」
突然携帯が鳴った。
こんな時間に、来客と電話が同時に来るなんて。
少し気味の悪い思いをしたが携帯を手に取り玄関に向かう。
携帯を開く。発信者は不明、出たくないがこのままにもできないので取ってみる。
「もしもし」

「もしもし、私メリーさん。今あなたの部屋の前に居るの」

背筋がぞくっとした。


130 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 21:45:16 ID:6el2Fz3O
メリーさん。怪談の定番とも言える彼女。
彼女から電話がかかってきたことも十分怖ろしいが、
何よりちょうど彼女のパロディ小説をネットの掲示板に書いて投稿しようとしていたので
俺は心底震えてしまい、ものも言えない。
「あなた今、どうしようもない文章をまた書いていたでしょう」
心臓がどくんと大きく揺れる。何故そのことを。
「私、知ってるのよ。何もかも。あなたがこれまでしてきたことも」
少女の声は静かに続ける
「とても迷惑なの。だから忠告をしに来たわ」

「今すぐその文章を消して。さもないと―」

胸が苦しい。緊張で息ができない。

「ドアに灯油ぶっかけて放火するわよ」


・・・

・・・・・・
「へっ?」
「言った通りよ。さぁ、早く」
「とう ゆ?」
「ぐずぐずしてるとやるわよ。私は短気なの」
異臭に気が付いて足元に目をやるとドアの隙間から液体が染み出している・・・
「早く!」
「はっ、はいい!」
状況を飲み込んだのが先か我に返ったのが先かわからないが
俺は部屋へ飛び込むと、震える手つきでデリートキーを叩き
さっき書いていた文章を全て消す。
「け、けっ、しました」
「そう。ありがとう。次にやったら―」

灯油の臭いは消えていた。


131 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 21:51:08 id:DGzSf/fo
めちゃくちゃ直接的な実力行使じゃねえかwww


132 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 22:34:43 ID:2FcQE6pM
こええけど、メリーさん、もうちょっとエレガントな方法は無いのかw


133 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 23:09:52 id:up2teYNx
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134 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 23:13:52 id:DGzSf/fo
エレガントな灯油を使えって意味じゃねえw


135 名前:創る名無しに見る名無し 投稿日:2010/06/22(火) 23:14:01 ID:2FcQE6pM
油エレガントにしてどないすんねん!www


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ただし広告のカキコミ(>>133)がこの私!