Ladyメリーの物語87・88
・・・けれど、今夜はいつもと少し違うのは、
犬のエルが、まだ飽きずに吠え続けている。
結局、あの『人形』とかいうのに向かって吠えていたのであろうか?
それなら、まだ近くにいるというの?
そんなことを考えているうち、
突然、家の電気が消えた。
「え!?」
風呂場のほうからは姉の泣き言が聞こえる。
「えええ!? 停電~!? ブレーカー落ちたのぉぉ!?」
だが、玄関の上にあるブレーカーは異常ないよ・・・ねぇ?
・・・まさか。
一度、脱衣場に戻って恵子は窓の外を見る。
「あ、あ、ああ・・・。」
辺り一体、真っ暗だ。
この辺り全てが停電になっているのだ。
・・・もっとも、月の光が雲に反射して、景色全体が暗いわけではないのだが・・・。
街のあちこちから、犬の遠吠えや猫のうなり声が聞こえてくる。
「いったい何が起きてるの・・・?」
犬のエルが、まだ飽きずに吠え続けている。
結局、あの『人形』とかいうのに向かって吠えていたのであろうか?
それなら、まだ近くにいるというの?
そんなことを考えているうち、
突然、家の電気が消えた。
「え!?」
風呂場のほうからは姉の泣き言が聞こえる。
「えええ!? 停電~!? ブレーカー落ちたのぉぉ!?」
だが、玄関の上にあるブレーカーは異常ないよ・・・ねぇ?
・・・まさか。
一度、脱衣場に戻って恵子は窓の外を見る。
「あ、あ、ああ・・・。」
辺り一体、真っ暗だ。
この辺り全てが停電になっているのだ。
・・・もっとも、月の光が雲に反射して、景色全体が暗いわけではないのだが・・・。
街のあちこちから、犬の遠吠えや猫のうなり声が聞こえてくる。
「いったい何が起きてるの・・・?」