今度の敵は異形

私の名は助川・・・酒川・・・？　愛哀・・・舞？

なんだ、その名前・・・苗字はいいとしても・・・中国人みたいな名前は？

しかもカラダがムチムチに・・・。

テレビにも出てる人権弁護士鬼頭弁護士（実は私の兄）の指導で中国武術を身に付けた私は、
工場跡のような建物に閉じ込められた。

一つのフロアにつき、エリアは３つに分けられそれぞれが繋がっているが、
外への出口がない。

その内、私の脳裏に一つのイメージが・・・。

まるで白昼夢でもあるかのように、
一人の穏やかな女性が、このフロアから出る方法を私に導いた。

だが、現実に戻っても、その徴は現れない。

そして私は気づいた。

このフロアをクリアするには、ある道順をたどらねばならない。
「ここで一度引き返すんだ！！」

すると、さっきまで何もなかった区画の上に、
先ほどの女性が指し示したキーアイテムが出現！

これで脱出できる！

・・・だがソレは同時に、敵の出現を意味することになる。
次の区画に足を踏み入れた瞬間、
私の眼前に、空に浮かんでいる二つの人間状の物体・・・。
ただ、ぬぼーっと浮いていただけのそれらは、
足を地面をつけると、
私をエモノと認識し、襲い掛かってきた！！

一人は香港人の拳法使い・・・一人は雑魚！！

どうする？
雑魚は私の拳法で撃退できそうだけど、
こっちのプロには歯が立たないだろう？

見ると私の手元のI Phoneを操作すると、
銃が出現！
弾数は１２！！

発射！
脇腹！　左肩！！

胸のど真ん中！！

決まった！　もう一人は私の足技で！！

よっしゃ！！

次のフロア・・・。

アレは何！？

人間が二人溶け合ったまま、空中を浮かんでくる！？

しかも視点がいきなり固定カメラ？
足を動かしても、間合いが掴めない！
あっ、

攻撃を食らった・・・！？

うそ？

ゲームオーバー？

私、弱っ！！

目が覚めた・・・。
睡眠時間が少ないとろくな夢見ない・・・。

ではお仕事へ・・・。
帰りは明日！！