Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

うりぃ・めりー対あーまーじゃっく 7

 
鳥のくせに吸血鬼とは、なんと恐ろしい能力なのでしょう。
確かに暗黒の力・・・、
呪われた能力・・・と言って差し支えないんでしょうけど・・・。
 「・・・おい、キジィ・・・。」
 「はい、姐さま!」
 「・・・確かにウチの下僕としてふさわしいかもしれん・・・、
 そこはええ・・・!
 けどな?
 前、見てみぃ?
 そこにおるんは鉄の塊やぞ?
 おまえのクチバシは鉄にぶっ刺さるんか?」

さらにはいぬも、とどめの一言を。
 「しかも・・・あの鎧の下、
 血液、通ってないですよ? ヒトの匂いしませんから。」

・・・また沈黙が流れました。
キジさんは、2、3回ほど、クィッ、クィッ、頭を傾けた後、
ようやく理解できたのか、
開いたクチバシを限界まで広げきったまま固まっています。
「しまったぁぁぁっ」とでも言いたいのでしょうか。

・・・さて、ここまでずっとほったらかしにされてたあーまーじゃっく、
再びようやく動き始めました。
アニメや特撮ヒーローもので、主人公側が変身するのを、
攻撃せずに待っててくれるくらい、律儀な性格なようですが、
もう自分の番だと確信したようです。
まずは、お決まりの読心術で行きましょう。