Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

うりぃ・めりー対あーまーじゃっく 10

 
もうこうなったら、当初の予定通り特攻しかありません。
いぬは覚悟を決めます。
 「・・・まったくあのエテ公は役にたちませんね、
 キジさん、いっちょ、いきますよ・・・。」
 「いぬさん、いつでもオッケーですど!」
 「すまんな、おまえら、・・・後で骨は拾ったるさかいにな!」

・・・ようやく、全員の意思がひとつになりました。
ですが、鉄の塊、あーまーじゃっくは意に介しません!
 「む・・・無駄と言ったろう、
 2匹が3匹になったとて、か・・・変わりはしない・・・。」

そんな言葉で彼らの意をそぐ事はできません!
いぬは牙を剥き出しにし、二、三回前脚で地面を引っかいた後、
前傾姿勢に・・・。
キジは大きく羽ばたいたかと思うと、
グググッと、畳に沈み込みました!
 「いったれっ!!」
うりぃの号令とともに、いぬがあーまーじゃっくの顔面に飛び掛ります!!
そしてすぐさまキジも飛翔!!
時間差で飛び掛ってうりぃが逃げる隙を作ろうというのです!
・・・ですが・・・。

彼らの予測では、悪い結果になったとしても、いぬがはたかれて、
空いたじゃっくの顔面に、再びキジが・・・と思っていたのですが、
なんとあーまーじゃっくは、いぬの喉元を片手で掴み込んでしまったのです。
いぬはもがくも、その場で行動を封じられてしまいます!
 それどころか・・・
 「あっ、あっ、いぬさん、そこどくですどっ!?」
あーまーじゃっくの顔面があるはずの場所に、暴れるいぬが動けずに・・・。
そこへキジさんの鋭いクチバシが・・・!!
 
 グサッ !