Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

うりぃ・めりー対あーまーじゃっく 16

 
おっと、
確かに余計なことまで説明してしまったようです。
現状、バタバタ暴れるうりぃは、片手でいぬを抱いたまま、
もう片手であーまーじゃっくの腕を外そうともがいていますが、
そう簡単に鉄の腕は外れません。
それどころか、
あーまーじゃっくは伸ばした腕を戻すつもりのようです、
そうなったらうりぃのカラダは、
あーまじゃっくの万力のような腕で捻りつぶされてしまうかもしれません。

 「キッ、キジィッ!!」
 「は、はいな姐様っ!?」
 「そいつに攻撃しても無駄や!
 伸びてる腕のじゃばら部分ならおんどれのクチバシで突っつけるやろっ!?
 そこを狙うんやっ!」
 「はいな! 了解しましたんどっ!!」

あーまーじゃっくはまだ立てません。
しかし、確かに腕の蛇腹部分は強度が弱そうで、キジのクチバシで攻撃されてはたまりません。
すぐさま、腕を戻し始めました!!
うりぃのカラダごと引きずられだします!
 「きっ、キジィ! はよぉ・・・!」
 「う、うわわわわっ! エイッ! エイッ!!」

ビッ、ビリビリビリィッ!!
 鋭いキジのクチバシは、その吸血鬼パワーも相まって、
鋭い刃物となって、目的対象物を切り裂きましたっ・・・!

うん? 切り裂いた?

途端に下半身に自由を取り戻したうりぃも違和感を感じます。
 「・・・き、キジィ、おんどれ、何を切り裂いた・・・?」
どうやら、キジさん、また距離感を見誤ったようです・・・。
うりぃのもんぺがズタズタに切り裂かれて、
下半身がすっぽんぽんに・・・!