Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

うりぃ・めりー対あーまーじゃっく 18

 
ここまで大騒ぎして、誰も集まってこなかったのが不思議なくらいです。
まぁ、作者も忘れてたんだから仕方ありませんが、
お屋敷に控えていた他のお侍さんたちが、主人の安否を確かめに戻ってきていたのです!

・・・ええと・・・、そうそう、
いぬ君が屋敷の外に、彼らをおびき出していたんでしたっけね。
暗がりとはいえ、
うりぃの行く手に、
大勢のお侍さんたちがわらわら現れ始めました!!
 「殿! ・・・殿はご無事か!!
 む!? な、なにゆえこんなところへ童子が・・・!?」
 「ん? おなごのようであるぞ? お・・・おぬし着物の下は・・・」
なんてことでしょう、
うりぃの背後についてきていた焼き鳥・・・いえ、生命力の炎に包まれていたきじさんが、
うりぃの姿を照らしてしまっていたのです!!

 「ンギィィィィィィィッ!!」
ついにうりぃは、抱えていたいぬをほっぽりだしました!
そして代わりに、その小さな手には、呪われた血みどろの草刈鎌が・・・

いえ、うりぃは懐からもう一本の鎌を取り出します!!
必殺の二刀鎌です!!
呆気にとられるお侍さんたちに向かって、
恐怖の突進!!
 「こっち見んな、お前らあああああああああっ!!」
ズバ! ズバ! ズバババ! ズバズバズバズババッ!!

あああああ、お侍さんたち、かわいそうに・・・。
子供だと油断しすぎていたために、みんなうりぃに切り刻まれてしまいました・・・。