Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

語られない物語・フラアとランディの出会い

まぁ・・・語られない物語といっても、
フラアが王都ラシを離れて、3、4ヶ月ぐらいの時期でしょうか、
その気になればすぐ叙述できそうな話なのですが、
まだ再開する気力は沸きませんので、物語を思い出していただければ・・・。

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ディジタリアスの保養地、ザラスシュトゥにおいて、
フラアの乗せた馬車が、トンネル内の崩落事故に遭う。
その馬車には何人かの乗客がいたが、
隣町の市長の息子の婚約者が不幸にも命を失ってしまう。

フラアやその市長の息子は、無事に救助されたが、
市長の息子レンの悲しみ・絶望は深く、
病院を抜け出して、酒場で当たり構わず暴れまわっていた。

たまたま、その酒場で旅の疲れを癒していたアルヒズリ王国の一団が、
レンの乱暴のとばっちりに遭い、
見かねた彼らの将校が席を立つ。

半病人の酔っ払いのレンが、
修羅場をくぐり抜けて生きてきた将校に敵うはずもなく、
みっともなく床に転がるレンに将校は説教を食らわす。
その将校こそ、あの・・・スーサの王アスラの血を受け継ぐ男、ランディ・サラフェディーニ。

そしてその場に、レンを探しにやってきたフラアが現れたのである・・・。
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ランディ
 「いいか! 我がアルヒズリの兵は、皆、友や家族・・・愛するものを失っている!!
 だが、お前のようにいつまでもいじけている者など一人もいない!!」

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フラア
 「何てこと言うの!
 あなたの言いたい事はわかるわ!?
 でも・・・でも、レンにどうしろっていうのっ!?
 あなたたちと違って、彼には復讐する相手もいないのよっ!!」



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この時点でランディは、フラアがウィグルの皇族だとは夢にも思いません。
そんなことより、
ランディは自分の口にしたセリフで、自分の心をさらにボロボロ傷をつけていきます・・・。
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ランディ
 「お・・・オレみたいなクズが・・・
 オレなんかが、この男を責める資格なんか全くないじゃあないかっ・・・!」