神殿の中の大きな廊下には、左右に立派な燭台が掛けられている。 薄暗いとは言え、移動や仲間と会話するのに不自由はない。 恐らくだが、玉座か広間まで行けば、吹き抜けの構造になっているはずだし、 上部から光が差し込むはずだ。 猫背の男は「迷うことは…
すると、 初めてこの猫背の男の顔は明るくなったような印象を受ける。 「さ、さようでございますか!? これはご無礼を・・・!!」 「気にすることはない、 私はもはや、この地で何の権力も持たない。 普通に客人として扱ってくれればいい。」 だが、男はさ…
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