Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

緒沢タケル目覚める

 
ああ・・・、
・・・
全身がだるい・・・、
カラダ全部がズキズキする・・・
ズキズキっていうかぐわんぐわん、・・・だな。
なんだ、こりゃ・・・?
顔の前をいろんなもんが・・・、
酸素吸入器?
鼻にもなんかつなげられて・・・ってか、体中、点滴やらチューブやら、
お、お、お・・・オレ、今、ベッドの上か?
・・・生きてるってことか!?

緒沢タケルは目を覚ました・・・。
当然、最初は現状を理解できずに緩やかな思考を始めたのだが、
だんだん意識がはっきりするにつれ、
今、自分に何が起き、どうしてこうなってるのか必死に頭を整理しようとし始めた。

まずは ガバッ、と跳び起きたいが、
自分のカラダの全神経がそれを拒否している。
体中の医療器具から考えても、それは適当な行為とは言えなさそうだ。

しばらく何をどうしていいか、わからず、
静かにしていたが、
定期的に監視していたと思われる看護婦が、
部屋に入って、タケルの視線にすぐに気づいたようである。
ひとしきり、医療機器のデータを確認すると、慌てて部屋の外に飛び出した。
・・・このパターンは・・・。
ああ、やっぱりか、
その後、そんなに時間もかからずに彼らが一遍にやってきた。
サルペドンにマリアさんに、アベ先生・・・。
ちなみにアベ先生のイントネーションは、「鍋」や「亀」などと一緒で、アクセントが前に来る。