Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

二人のおっさんが気にすること

 
 「おお、タケル元気そうだな!」
 「ああ、酒田さん、クリシュナさん、こんにちわ、
 いま、サルペドンが出て行ったよ。」
 「ああ、今すれ違った、
 ところで、来週、ダイアナの郷里に行くってホントか?」
 「・・・話、早いですね、
 今、サルペドンに言われたばかりですよ・・・、
 はぁ、どんな顔していけば・・・。」
クリシュナは立ったままだが、酒田のオッサンは品なく椅子にドッカと座る。
 「・・・まぁ、オレらも幹部として同行するさ、
 今、デン達が必死にガルーダの機体を修復してるからな、
 それまでには間に合わせると言っている。
 ダイアナの家族はどうだかわからんが、
 彼女の村には、スサの血族が多いから、日本語を学んでるヤツも多い。
 素直に自分の言葉でしゃべればいいだろう。」
 「ええ・・・?
 却って日本語わかんねーほうが、いいんじゃないっすかね、この場合・・・。
 ダイアナの郷里って確か・・・中央アジアの奥深くって聞いてましたけど、
 どの辺りなんですか?」
 「そんなもんも知らねーのか?
 って無理ないか、戦闘の連続だったしな、
 ロシアと中国の国境付近だよ、
 一応は中国領だ、名前はウィグルって村だ。」
 「また凄いところだな・・・、
 確かにガルーダじゃないといろんな意味で危なそうですね・・・。」
そこへクリシュナが割って入ってきた。
 「タケル殿。」
 「ん、なんだい、クリシュナさん。」
クリシュナは一度戸口を見返した・・・、
何か気になることでも?
 「あなたとアーサーとの戦いの後、
 どのように戦いが終結したか聞いておられますか?」
ん?
そういえば、その辺は誰からも・・・