お休みなさい、今は夢を・・・
こういう慣習は慣習として、
この家庭では、親子のコミュニケーションは良好だ。
一人でハナレに向かう息子に、母親も気遣いを見せる。
「フラア、悪いけど、昼間干してた毛布、ピエリのところに持ってってやってくれない?
どうせ、あの子、酔っぱらって寝ると、布団剥いじゃうかもしれないけど・・・。」
勿論、素直なフラアは、それに異を唱えるような事もない。
「おーけー、お茶の子さいさい、ちゃーめーしーごーとー♪」とふざけて母親の求めにお茶らける。
「なぁに、最後のは?
日常茶飯事のこと? 使い方も読みもデタラメねぇ、もう、この子は・・・。」
二人は笑いながらそれぞれの仕事に取り掛かる。
フラアは畳んだ毛布を目と鼻の先の工房に持ってった。
あ~あ、お兄ちゃん、もう寝てるわ・・・。
兄の部屋は小汚く散らかっている。
窓からの薄明かりの中で、だらしなく口を開けてグースカ寝てる兄のマヌケ面がわかる。
フラアはクスッと笑って、そっと、毛布をかけてやった。
どうせ、祭りが終わった明日からは、また朝から晩まで働きづめになるのだ。
今日はゆっくり寝かせてやろう。
フラアは静かに兄の部屋を後にした・・・。
窓からの薄明かりの中で、だらしなく口を開けてグースカ寝てる兄のマヌケ面がわかる。
フラアはクスッと笑って、そっと、毛布をかけてやった。
どうせ、祭りが終わった明日からは、また朝から晩まで働きづめになるのだ。
今日はゆっくり寝かせてやろう。
フラアは静かに兄の部屋を後にした・・・。
最初は小さな違和感・・・、
それがやがて、だんだん歯車は狂い始め、
ついに大きな過ちが起きてしまうのだ・・・。
それはそう遠くない先のこと・・・。
それがやがて、だんだん歯車は狂い始め、
ついに大きな過ちが起きてしまうのだ・・・。
それはそう遠くない先のこと・・・。