狩猟の女神 アルテミス13
やはり質問はそれか・・・。
当のアルテミスは弓こそ下げているが、
その質問に胸を揺すりながら挑発的な視線を送り続けるままだ。
「どうなんだ!? 質問に答えろよ!!」
アルテミスは髪をかきあげ、ようやくミィナに向けて口を開いた。
「ざーんねーん♪ あたしは行かなかったわよぉ?
め―んど臭くってぇ!!
・・・それで、
だからどうなの?
あたしがあなたの仲間の仇でなかったのなら・・・、
このまま尻尾丸めて帰るのぉ?」
そこでミィナは、再びニヒッと笑う。
「・・・はん、良かったな、
なら、命だけは奪わねーでやるよっ!」
ビシィッ!
戦闘準備完了! ミィナの鞭が生き物のように暴れはじめた!
それを見てアルテミスも嬉しそうに舌なめずりする。
「あーらあら?
せっかく生き延びるチャンスを棒に振っちゃってぇ?
まぁ・・・そんな貧相な胸をして、もう成長しそうにないなら・・・、
生きてても仕方ないのかもねぇ!?」
アルテミスは言葉と同時に自分の胸とミィナの胸を指さして比べるような仕草をする・・・。
もう、サルペドンの通訳の必要はないだろう、
それが何を意味したか、誰の目にも明らかだ。
「・・・(ブチ!) あたしはDカップだ、このやろうぉぉ!!」
怒りにまかせてミィナがダッシュ!
アルテミスが微笑を浮かべて弓矢を構える!
この距離では弓の独壇場だ、
剣より間合いが大きい鞭とはいえ、その有効射程距離は5メートル程か?
果たしてアルテミスの弓矢をくぐって、ミィナは攻撃を行えるのか!?
剣より間合いが大きい鞭とはいえ、その有効射程距離は5メートル程か?
果たしてアルテミスの弓矢をくぐって、ミィナは攻撃を行えるのか!?