ゼウス対ポセイドン 7
アンピメデスはサルペドンの意図を理解したようだ。
「・・・わかりました・・・、伝令は送ってみます。
しばし、この場でお待ちいただくことになりますが・・・。」
「結構だ、アンピメデスよ・・・。
賢明なるそなたの判断に敬意を表する。」
そこでスサは一度、腰を休め、軽く小休止をとる。
恐らく1時間ぐらいは待たされるだろうが、
交代して仮眠をとってもよいぐらいか?
サルペドンは既に、緊張を通り越し、その精神状態は万全である。
何時間待たされようとも、もう彼の心が揺らぐことはないだろう。
戦いで命を落とすことになっても、
このまま和平案が受け入れられることになろうとも・・・。
だが、意外なことに伝令はあっという間にやってきた。
それも一兵卒や神官ではない。
タケルたちがその「接近」に気づいたときには、
いつの間にやら、彼らの眼前に姿を現せていたのである。
恐らく1時間ぐらいは待たされるだろうが、
交代して仮眠をとってもよいぐらいか?
サルペドンは既に、緊張を通り越し、その精神状態は万全である。
何時間待たされようとも、もう彼の心が揺らぐことはないだろう。
戦いで命を落とすことになっても、
このまま和平案が受け入れられることになろうとも・・・。
だが、意外なことに伝令はあっという間にやってきた。
それも一兵卒や神官ではない。
タケルたちがその「接近」に気づいたときには、
いつの間にやら、彼らの眼前に姿を現せていたのである。
長い流れるような美しい髪の、長身の女性・・・。
オリオン神群特有の重厚なマント・・・。
お茶を飲みかけていたタケルは、喉にむせながらも、
いきなりの急展開に焦りながら対応する。
「ゴホッ、ゴホッ、あ、あなたは、お、オリオン神群の一人か?」
彼女は、その外見のイメージに相応しい、美しい声を発して、
車椅子のタケルを一瞥した。
「・・・虹の神イリスと申します・・・。
ゼウス様の代弁者としてこちらに参りました。」
意表をつかれて対応に戸惑うタケルより、やはりオリオン神群同士、
ここはサルペドンに任せたほうがいいだろう。
「虹の神イリスか、
数十キロの距離も、歩くように神速で移動できる能力の持ち主・・・、
まぁ来てくれたのがヘルメスでなく、そなたで助かった。
ヤツなら交渉ごとも引っ掻き回してくれそうだったからな。」
オリオン神群特有の重厚なマント・・・。
お茶を飲みかけていたタケルは、喉にむせながらも、
いきなりの急展開に焦りながら対応する。
「ゴホッ、ゴホッ、あ、あなたは、お、オリオン神群の一人か?」
彼女は、その外見のイメージに相応しい、美しい声を発して、
車椅子のタケルを一瞥した。
「・・・虹の神イリスと申します・・・。
ゼウス様の代弁者としてこちらに参りました。」
意表をつかれて対応に戸惑うタケルより、やはりオリオン神群同士、
ここはサルペドンに任せたほうがいいだろう。
「虹の神イリスか、
数十キロの距離も、歩くように神速で移動できる能力の持ち主・・・、
まぁ来てくれたのがヘルメスでなく、そなたで助かった。
ヤツなら交渉ごとも引っ掻き回してくれそうだったからな。」