真実はどこに・・・防衛局局長不適切発言

さて、先日ニュースになったこの話題・・・。

　＞沖縄防衛局の田中聡局長（５０）は２８日夜、沖縄県の米軍普天間飛行場（宜野湾市）の
　＞移設に向けた環境影響評価書の県への提出時期を一川防衛相が明言していないことに
　＞ついて、女性を乱暴することに例え、「犯す前に『やらせろ』とは言わない」と発言した。
　＞ただ、「許可なしにやれば犯罪となる」とも語り、提出時期は沖縄の理解を得ながら判断する
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（琉球新報）

これはもう弁解の仕様もない品性下劣な発言・・・、
更迭されてもやむをえない・・・、
オフレコだったとか、
「沖縄のマスコミは常識が通用しない」だったとかは言い訳にもならないでしょう・・・

　　　と、思っていたのですが

いろいろ後追い記事を見ていくと・・・、
どうも居酒屋さんでの酔っ払った上での懇親会の発言とか、
いえ、それだけでなく更に

　＞一川氏は２９日、田中氏を聴取した後、
　＞防衛省で記者会見し「本人は発言した内容と報道の表現がイコールではないと言っているが、
　＞弁解の余地はないと判断した」と述べた。

とあり、ほうほう？
では本人はどんな？
と記事を探すと・・・

　＞田中局長は「『やる』前に『やる』とか、いつごろ『やる』とかということは言えない」
　＞「いきなり『やる』というのは乱暴だし、丁寧にやっていく必要がある。
　＞乱暴にすれば、男女関係で言えば、犯罪になる」という趣旨の発言をしたと説明。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（あさぴしんぶん）
また、別ソースだと「犯す」という言葉は使っていないとも・・・。

まぁ本人が自己弁護をするなら、かなり実際よりも穏当に近づけて弁解するものでしょうが、
上から順番に見ていくと、首を傾げざるを得ない感想に・・・。

そして私が、首が折れるほど、頭をかしげたのがコレ

　＞防衛省沖縄防衛局の田中聡局長（５０）が「レイプ発言」で更迭された。
　＞仲井真弘多・沖縄県知事は「コメントしたくもない」と吐き捨てていたし、
　＞沖縄県民の感情を考えるまでもなく、
　＞こんな暴言局長はクビが当然だが、驚くのは大マスコミのフヌケぶりだ。
　＞問題発言は大勢の記者が聞いていたのに、報じたのは「琉球新報」１社のみ。
　＞大マスコミは慌てて、後追いしたのである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゲンダイ）

ゲンダイはマスコミ他社のヘタレぶりを記事にしたわけですが、
これ、見方を変えれば全国紙各社の記者は、
当初、局長の発言を問題視しなかったということになる。

そして琉球新報は米軍基地反対の姿勢を明確にした新聞社・・・。

当初の発言が琉球新報の通りなら、間違いなく更迭しちゃっていいと思うのですが、
これが
一新聞社の恣意的な発言捻じ曲げ報道だったら・・・、

恐ろしい世の中です。