Lady メリー最終章 第八十一話
「・・・それで・・・。」
「勇敢なる騎士」とまでうたわれたケイは、全ての書類に目を通してから話を続けた・・・。
「その『人形』は今後、危険はないと・・・?
『リーリト』とやらも、我々が動くべきものではないと、そういう結論なのかね?」
ライラックが背筋をただして答える。
「・・・いえ、危険はないとは言えません、・・・ですがまずは対話があるべきです。
もちろん、警戒や準備は必要ですが、いたずらに血を流すべきではないと考えます。」
「ふん、これで本部が納得できるといいがな。」
その厳粛な空気をマーゴが吹き飛ばす!
「だいじょーぶよぉー!
叔父様がつよーく主張してくれれば、逆らえる人はいないでしょぉー!?」
「ば・・・馬鹿なこと言っちゃいかん!
その・・・もっと大局的に物事を見ないで、発言できる訳ないだろう!?」
「じゃー、叔父様ぁ、大局的にお願いしますねぇ~!」
もしかしたら、この騎士団を牛耳っているのはマーゴかもしれない。
紅いウェーブの髪のライラックは心底から震え上がった・・・。
「ゴホン、あー・・・それで、この『人形』は何て呼べばいいんだ?
・・・もう『メリー』ではないのだろう?」
「さぁ、どうしましょう? 百合子さんだからー・・・
『Lady Lilly』なんてどうかしら?」
「勇敢なる騎士」とまでうたわれたケイは、全ての書類に目を通してから話を続けた・・・。
「その『人形』は今後、危険はないと・・・?
『リーリト』とやらも、我々が動くべきものではないと、そういう結論なのかね?」
ライラックが背筋をただして答える。
「・・・いえ、危険はないとは言えません、・・・ですがまずは対話があるべきです。
もちろん、警戒や準備は必要ですが、いたずらに血を流すべきではないと考えます。」
「ふん、これで本部が納得できるといいがな。」
その厳粛な空気をマーゴが吹き飛ばす!
「だいじょーぶよぉー!
叔父様がつよーく主張してくれれば、逆らえる人はいないでしょぉー!?」
「ば・・・馬鹿なこと言っちゃいかん!
その・・・もっと大局的に物事を見ないで、発言できる訳ないだろう!?」
「じゃー、叔父様ぁ、大局的にお願いしますねぇ~!」
もしかしたら、この騎士団を牛耳っているのはマーゴかもしれない。
紅いウェーブの髪のライラックは心底から震え上がった・・・。
「ゴホン、あー・・・それで、この『人形』は何て呼べばいいんだ?
・・・もう『メリー』ではないのだろう?」
「さぁ、どうしましょう? 百合子さんだからー・・・
『Lady Lilly』なんてどうかしら?」
一方、ガラハッドは今度の事件を契機に、正式に『騎士』への称号を与えられる事になった。
彼の兄は、騎士団本部本部長なのだが、今夜はその内定を祝い、二人で祝杯をあげる。
「おめでとう、ガラハッド! これからもガンバレよ!」
「ありがとう、ランスロット兄さん!」
彼の兄は、騎士団本部本部長なのだが、今夜はその内定を祝い、二人で祝杯をあげる。
「おめでとう、ガラハッド! これからもガンバレよ!」
「ありがとう、ランスロット兄さん!」
日浦義純は、今日も「日浦総合リサーチ」で地味な調査業務をこなしている。
実力があっても出世には興味ない、「愚者の騎士」で十分だ。
熱いマンデリンがあればそれでいい・・・。
実力があっても出世には興味ない、「愚者の騎士」で十分だ。
熱いマンデリンがあればそれでいい・・・。