赤ずきんちゃん
なんとおばあさんは既に狼に食べられていたのです。
おばあさんに化けていた狼は、嬉しそうにメリーに襲い掛かりました。
・・・ですが、狼の牙はメリーには届きません。
メリーが背負ってた金属物が狼の攻撃を遮っていたのです。
「な、なんだぁ・・・!?」
「それ」を包んでた布が床に落ちました。
そこにあったのは一振りの鎌です。
「・・・あなたね? この家のおばあさんを食べたのは・・・!」
「お、お前はいったい・・・? あのババアの孫じゃないな・・・!?」
「わたしはメリー! あなたを退治しに来たのよ!!」
ザシュ! ザシュッ・・・!!
・・・数時間後、先程の猟師がこの家にやってきました。
「ここがさっきの女の子のおばあさんのウチ・・・でも人の住んでる気配はないぞ・・・!?」
玄関の扉が開いてます。
猟師が慎重に家の中を窺うと、そこにはバラバラに切り刻まれた狼の死体がありました。
「い・・・いったい、誰がこれを・・・!?
あの女の子は・・・!?」
「ここがさっきの女の子のおばあさんのウチ・・・でも人の住んでる気配はないぞ・・・!?」
玄関の扉が開いてます。
猟師が慎重に家の中を窺うと、そこにはバラバラに切り刻まれた狼の死体がありました。
「い・・・いったい、誰がこれを・・・!?
あの女の子は・・・!?」
後に猟師が村へ行って、この顛末の話をすると、確かに森の外れにおばあさんが住んでいて、
その孫も村にいましたが、その娘はメリーとは似ても似つかない女の子だったそうです。
・・・その後、メリーを見かけたものはおりません・・・。
その孫も村にいましたが、その娘はメリーとは似ても似つかない女の子だったそうです。
・・・その後、メリーを見かけたものはおりません・・・。
(おしまい)