Lady Merry の日記

Yahooブログから引っ越してきました。

2008-01-29から1日間の記事一覧

Lady メリー新世界篇 出航3

揺れる船の中でユージンは驚いた。 「え!? てことは密航者かい!? 困るよ!? 第一、何で僕に報告をしないんだ!?」 「報告をしなかったのは謝りますが、あなたが困る事は何もありませんよ? 何しろ、『アレ』は水も食料も必要ありませんからな。」 「・…

Lady メリー 新世界篇 出航2

ユージンは、大仰な手振りで不満そうなジェスチャーをとる。 「そりゃあね、安全ならそれに越した事はないけど、 可愛い貴婦人もいないし、舞踏場も楽団もない、 男だらけのバーで、お酒を飲んでもうまくもなんともないよ。」 「ハハッ、お若いですな、さす…

Lady メリー 新世界篇 出航1

船は大西洋上を航海していた。 船は今で言うスペインの辺りを出航し、 かつて新大陸と呼ばれていた未開の地域に向け、一路、西へと進んでいた。 もともと、この大きな船も、商業船や貿易船とも言いがたい。 何しろ、新大陸には何があるかわからないのだ。 今…

赤ずきんちゃん

なんとおばあさんは既に狼に食べられていたのです。 おばあさんに化けていた狼は、嬉しそうにメリーに襲い掛かりました。 ・・・ですが、狼の牙はメリーには届きません。 メリーが背負ってた金属物が狼の攻撃を遮っていたのです。 「な、なんだぁ・・・!?…

赤ずきんちゃん

メリーが家の扉を開けると、昼間だというのに中は真っ暗です。 なんで、窓を開けないんだろう? 「おばあさん? メリーです! どうして窓を開けないの?」 おばあさんがどこにいるかわかりません、 でも声の方角は、おばあさんがいつも寝ているベッドの方角…

赤ずきんちゃん

「もしもし? お嬢ちゃん、この先はおっかない森だよ? いったいどこに行く気だい?」 鉄砲をかついだ猟師は、小柄で可愛い女の子に尋ねました。 女の子は背中に荷物を背負って、手には小ぶりの筒をぶらさげています。 「わたしはメリーです。 これから森の…

私メリーさん「世界名作劇場」

・・・基本的にここの書庫は、 過去の有名な古典や物語をモチーフに、 メリーさんをからめて作ってます。 現在、 ゲーテ、 イギリス民話 グリム アイスキュロス などをラインナップしております。 世界名作劇場 http://1st.geocities.jp/amekazelionmaru/MEI…