フラアを追う視線
フラアがこれらの彫像に夢中になっている間、
一つの異変が起きつつあった。
・・・彼女はそれにまだ気づいていない・・・。
視線・・・。
この部屋の空間・・・そのどこかのある場所から、
一つの視線が彼女の姿を・・・動きを追っていたのである・・・。
それは・・・獣か・・・
ここに潜んでいた何者かか・・・、
それとも・・・常識では想像することもできない何らかの生命体か・・・。
この部屋の空間・・・そのどこかのある場所から、
一つの視線が彼女の姿を・・・動きを追っていたのである・・・。
それは・・・獣か・・・
ここに潜んでいた何者かか・・・、
それとも・・・常識では想像することもできない何らかの生命体か・・・。
フラアが違和感に気づいたのはしばらくしてから・・・。
音が大きくなっている・・・?
不安が大きくなったフラアはもう一度部屋の中を見回す・・・。
一体、この音はどこから・・・?
え・・・?
あれ・・・なぁに?
彫像が林立しているエリアから少し離れた所に、
ランプの光を反射する何かがある。
大きい・・・今まで部屋の一部と思っていて気付かなかったようだが、
明らかに異質の存在だ・・・。
直径4~5メートルの大きな丸みを帯びた物体・・・。
高さはそんなにない、1メートル80くらいだろうか?
フラアはその物体の正体を探るべく、そ・・・っと近づく・・・。
気のせいじゃ・・・ないよね?
うっすらと光が・・・あっ!
音が大きくなっている・・・?
不安が大きくなったフラアはもう一度部屋の中を見回す・・・。
一体、この音はどこから・・・?
え・・・?
あれ・・・なぁに?
彫像が林立しているエリアから少し離れた所に、
ランプの光を反射する何かがある。
大きい・・・今まで部屋の一部と思っていて気付かなかったようだが、
明らかに異質の存在だ・・・。
直径4~5メートルの大きな丸みを帯びた物体・・・。
高さはそんなにない、1メートル80くらいだろうか?
フラアはその物体の正体を探るべく、そ・・・っと近づく・・・。
気のせいじゃ・・・ないよね?
うっすらと光が・・・あっ!
・・・物体が少しずつ明るくなるのと、ほぼ前後して、フラアの持ってるランプの油が尽きた。
「コーデリアぁ!! もっとたっぷり入れときなさいよぉぉ!!」
と思ったが、冷静に考えれば、彼女も家人に見つからないようにするので精いっぱいだったのだろう。
そこまで要求するのは酷な事だ。
それより、すぐに次の光源であるその大きな物体に目を見やる。
ぼぉーっと、光はその物体に膜のように覆っている・・・。
「コーデリアぁ!! もっとたっぷり入れときなさいよぉぉ!!」
と思ったが、冷静に考えれば、彼女も家人に見つからないようにするので精いっぱいだったのだろう。
そこまで要求するのは酷な事だ。
それより、すぐに次の光源であるその大きな物体に目を見やる。
ぼぉーっと、光はその物体に膜のように覆っている・・・。